描いたものを自分で笑うってことはないです、絶対。
面白いって思うこともない。
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(コンスタントに作品化していないと)恐いんですよ。
いつ人気がなくなってお客さん(=読者)がいなくなっちゃうか、
という物凄い焦りがあるから。本を出す時も恐い。
出すたび毎回、『今度こそ決定打で"つまんない"って言われるんだろうな』
と絶望感に襲われて……。描けば描くほど落ち込む。
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諍いを避けるために笑わせる。
きついツッコミを入れても、最後は絶対に笑いに持っていく。
私程度のギャグを言う人は、高知の飲み屋に行くといっぱいいますよ。
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セバスチャン・サルガドを尊敬しています。
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別れた夫が報道の仕事だから、よく言っていたのが
『取材はその場所から絶対動くな。何かを掴むまでそこにいろ。寄れ。もっと前へ前へ』。
結婚する前は、取材ものは編集者がガイド役をしてくれて
『お気楽観光記を描いてください』みたいな感じだった。
でも、彼に出会ってから、もっとちゃんとやらなきゃ、その場所に絶対いなくちゃ、
と思うようになった。彼から唯一いい勉強をさせてもらったことです
★Yahoo!ブックスインタビュー/西原理恵子★
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