『ザ・商社』のディレクターだった和田勉さんは、演出の仕方や考え方がほかの人とはちがっていて、
失敗も成功もなんでもありという感じなので、撮影がどんどん進み、いつも三時間余りました。
彼の仕事の仕方はすごく刺激になりましたし、彼からはいろいろな影響を受けました。
その一つがメモをとることです。
和田さん、じつはメモ魔なんですよ。
一緒にメシ食ってても酒飲んでても、何かピンと来たら、
そこらへんのコースターや紙ナプキンに、手当たり次第にメモをして、ポケットに入れる。
だから彼のポケットは、いつもパンパンにふくらんでいました。
それで僕も、何かあったらメモするようになりました。
★僕はアマチュア/山崎努★
■これも暮しの手帖4号から。 山崎努さんが和田勉さんから影響受けてたなんて、と思いました。
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