なにかその辺にあるものを…織物をしている人や何かを見れば、絶えず、
書くものがあればすぐ、紙切れにでも何でも柄を書いとくんです。
いつでも何か種はないかと思ってます。
この柄はね、夏の暑い日、私が電車に乗ったら、すぐ隣へね、キモノを着た、
もう50歳くらいの着こなしが上手な人が乗ってきたんです。
で、この柄を着ていたんです。
早速手帳を出して、横目で見ながら書き留めました。
それはうちへよく来るご婦人が、髪の毛をアップにしてリボンで巻いてたんです。
そのリボンちょうどそういう感じだった。
★KIMONO姫/西村芳明(川越唐桟 西村織物工場)★
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