黒柳(K)10品ですよ、皆さん10品!大変。
タモリ(T)10品全部食べましたからね。
(K)野際さんも食べましたね。
(T)野際さんも食べましたね。
(K)あんなに私、何も残さないで食べる方見たことがない、 って自分のこといっておかしいですが、私はまぁ食べるんですけども、 野際さんも全部、何も残さなかったですね。
(T)10品出しましたからね。
(K)そうです、10品でしたね。 ではちょっとメニュー、私が10品ちゃんと紙に書いてきましたものですから、 それでやらせていただきます。 まず最初におすましが出ました。
(T)おすまし、はいはいはい。
(K)これはあの、「銀杏の甘海老包み」。
(T)そうですそうです、はいはいはい。
(K)これはねぇ、あの一応撮ったんですね。
(T)この頃まではまだ、正気だったんですね。
(K)そうそうそう、でもまあ、あのあっらーっと言って、
「すまし仕立て銀杏の甘海老包み」の写真。 ―写真撮影 黒柳徹子―の文字。
(K)(笑)やめてよね、写真撮影って。 一番安いコンビニで買った写真機で撮ったんですけど。 これですけど、皆さんね、もの凄く細い。
(T)あのどうせなら、もうちょっといいカメラ持ってきて下さい。
(K)そう、今度ね。私も思いましたよ、この時ね、ちょっとね。 あのピントが上手くいかないのね。 でもまあ、近くにも寄れるっていうやつでやったんですけど。 で、芽ネギとゴボウとニンジンが針のようになってるんですよね。
(T)ええ、ええ。
(K)ま、芽ネギははじめからこうなってんですけど。
(T)ええ、そうですね(笑)。
(K)芽ネギははじめからなってんですけど、それを包丁で。
(T)芽ネギの大きさにそろえるんですけどね。
(K)芽ネギの細さに。皆さん、ニンジンとゴボウをご自分で。 包丁で切れるんですって、あんな風に。 それであられが上にちょっとちらしてあるんですね。
(T)あのこれはね、焼き米。
(K)あら!焼き米?!
(T)焼き米です。
(K)皆さん、焼き米ですって。 どうやって作るんです?焼き米って。
(T)あの、米をフライパンで焼くだけなんですけどね。
(K)油とかつけないで? そのまんまでお米を?
(T)ええ、けっこう、ええ。
(K)へえ、でもああいう風にやると、ちょっとふやけた感じに。
(T)そうですね。
(K)桜の花びらのようですね、ちょっと。
(T)ああ!今ようやく分かりました。 ああ、ああ、今俺なんだろうと思って、あの光ってるとこが、 あれが銀杏と甘海老かな、と思って。 違うんですね、あれがお椀ですよね。
(K)あっはっは、あんな大きさ、あっはっは、全部が。
(T)来年からはちゃんとしたカメラで撮って下さい。
(K)わかった、あなたお盆そのものをお椀だと思ったから。 だから全部をお椀だと思ったの。 大きいお椀だと思ったから、まんなかに。
(T)だから、猫のキャッツアイみたいのが光ってるんでなんだろうなと。
(K)じゃ、あのまんなかにこう、うずくまってるのが、うずくまってるって(笑)。
(T)あのね、来年から私が撮りますよ。
(K)それが一番いいかも。
(T)忘れるしね、もう、カメラ持ってて、出てきたら置いて食べるんですからね。
(K)(笑)次がもう忘れたんでございますが、次、写真ないんですけど、ご説明だけ。 あの、牡蠣の。
―「牡蠣のリーペリングソース揚げ」―の文字。
(T)はいはい、これはねえ、もう、撮る前にすでにお御二方ともお食べになっていらっしゃいまして、 全部食べた後で、レタスの破片しか残ってない時に「あら!あらあら」とか。
(K)レタスの中に牡蠣が。
(T)卵と片栗粉半々の衣で、140度くらいのぬるい油でいったん衣をつけて、 半生で牡蠣を揚げて、そのあとソースとからめるだけなんですけど。
(K)半生の牡蠣がまたすっごくおいしくて、味がすごくついていて。 それでレタスの上にのっていて。 またね、盛付けが綺麗だったんですよ。 レタスがちょっとこう、半分にこうやって。
(T)そうおっしゃるなら撮れば良かったのに。
(K)そうなんですよね(笑)。 ものも言わずに食べちゃったんです。
(T)ものも言わずに。 で2品目ですでに写真忘れるんですよ。
(K)失礼いたしました。3つ目の前にちょっとコマーシャルをはさませていただいてよろしいですか。
(T)ああ、いいですよ。
(K)ここでコマーシャルでございます。 まだまだすごいんですよ、皆さん。えび芋なんかもあるんですけども。 ちょっと写真の時に食べちゃっていたものですから(笑)、 半分になっているんですけども。
(T)えび芋半分になってましたね。
(K)ちょっとコマーシャルです。
―CM
(K)さて「鉄人タモリが徹子をもてなす満漢全席」。 3つ目がですね、「えび芋となすの炊き合わせ」。 さてこれ写真がですね、また食べちゃったものですから。
「えび芋となすの炊き合わせ 」の写真。
(T)これはね、なすを半分かじったんですよ。 そのとき初めてまた「あら!撮らなくちゃ」と言って野際さんのナスを借りたんですね。
(K)ただこれおなすがですね、 考えられないような包丁の目が入っていてですごかったですね、これが。 あれ手でやってらっしゃるんでしょう。
(T)手でやります(笑)。
(K)それでこれはおいしかったです。えび芋というのは珍しい。
(T)えび芋、おいしいですよね。
(K)お野菜も炊き合わせてございましたからね。 それから4つ目が「ブリかまステーキ」。
(T)ブリかま。このブリがいいブリで。
(K)これは私がねぇたいしたものだと思いましたのは、写真に撮ったんですよ。 ちゃんと食べる前にね。
「ブリカマステーキ」の写真。
(T)それは自慢にならないですよ(笑)。
(K)そうなんですよね(笑)。 この時はねぇ写真を撮らなければ撮らなければということで思っていたんですけども。 ぬけちゃいけないと思ってそして撮ったんですけども。 入れ物もきれいでしたよね。それから大根おろしとポン酢で。 これは本当においしいものでございました。 それから次がね、「博多の秘伝うどん」という。これがまた無茶苦茶になっちゃって。
「博多の秘伝うどん」の写真。
(T)これはねきれいに盛り付けたのを食べて、途中で気がついて。 それで野際さんのを借りたという。
(K)野際さんも半分食べているんですけども。 それを元に戻してちょっと修復して、元はもっときれいだったんですけども。 このあのうどんがあの。
(T)これはね、あの普通は油を使ってあるんですね。 油を使ってこうやって手で伸ばしているんですけども。 ここのおじいさんだけはどういうわけか、油を使わないんですよ。
(K)何か使って?
(T)いやそれがで秘密らしいんですけども、使ってないんですよ。
(K)歯触りがすごくねぇ。
(T)イカそうめんを食べているみたいに。
(K)そうそうそうそう。
(T)ちょっと口に入れるとそのまますっと入っていきますよね。
(K)おうどんとも違う、おそうめんとも違う、ラーメンとも違う不思議なつるつるでしたね。
(T)これはね普通申し込むと1年先しか入らないらしいですね。
(K)大変ですよね。
(T)ほんのちょっとしか作っていない。
(K)いただいちゃって失礼致しました。物も言わずに写真も撮らないで(笑)。 次に「アン肝のフライ」ですね。 アン肝のフライ。 これが珍しかったのは…。
「アン肝フライポン酢マヨネーズソース添え」の写真。
(K)これもちゃんと写真に撮ったんですよね。 椿のきれいな。
(T)寒椿ですね。
(K)ポン酢とマヨネーズソースというのがちょっと。
(T)ポン酢とマヨネーズが1番合うんですね。これちょっとアサツキを上に乗せて。
(K)きれいですね。おいしかったですよね。このフライがサクっといって。
―「マグロのトロあぶり寿司」―の文字。
(K)その次にですね「マグロのトロあぶり寿司」というのが出たんですね。 これもちょっと写真を忘れちゃって(笑)
(T)これも忘れたんですか!
(K)私が2個、2個出たでしょう? 私がすごい勢いで食べちゃって野際さんの借りようと思ったら 野際さんも食べちゃってなかったの。それでお写真がないんです。
(T)2人、はやいんですよ。 野際さんも写真を忘れるということをね、注意していただければいいのに。
(K)あの方も「写真を撮ってないんじゃないの」というようなことはなくて。
(T)一切なくて。
(K)「これあぶり寿司?あらーおいしそう」といってすごい勢いで食べましたね。 この辺ぐらい余裕があって写真を撮ってもいいとは思うんですけどもねぇ。
(T)ということは写真をちゃんと撮れてるのは2つ?お吸いものと…。
(K)今度は撮れてます。前衛料理、「タモリ特製カレー鍋」。
(T)カレー鍋 。
「タモリ特製カレー鍋」の写真。 (K)これはきれいに撮れてるでしょう。
(T)これはでようやく去年の秋に完成させたんですよ。カレー鍋というのは。
(K)どこが違うんですか?
(T)普通のカレーの作り方と全く違うので、 あの普通のカレーライスを薄くして鍋ものにしたと思ってもらっては困るんだぜ、 という感じがするんですが。
(K)ルウは一切使ってないとおっしゃいましたね。
(T)ルウは使ってないですね。
(K)それからタラの白子が入っている。
(T)タラの白子とカリフラワーとジャガイモが1番おいしいですね。 ちょっとポン酢で食べる。ちょっとポン酢を入れて。
(K)ポン酢も入れている。そうですか本当に。 それから野際さんがお喜びで今のヤツを召し上がっている、 あの前衛料理を野際さんはこんな感じで召し上がってらしたんですね。 お行儀よく。
―野際さんの写真。
(T)お行儀よく(笑)
(K)ここで悪いですけどもちょっとコマーシャルに行かせていただいていいですか。
(T)ああそうですか。
―CM
(K)カレーの鍋ものが出たあとはですね、これはお食事といいますか。 「和風あんかけオムライス」。
「和風あんかけオムライス」の写真。
(K)これを、すいませんちょっと食べちゃったものですから。 あの野際さんの借りてですね。これ不思議なんですよねぇ、とろみのある。
(T)そうです。ご飯と卵といためたタマネギを一緒にグチャグチャに混ぜるんです。 それでテフロンのフライパンでガッと中が半熟のまんまオムライスの形にして、 和風のとろみのあるあんを横にかける。
(K)ただとろみがですねイリコ、カツ節、にぼし、シイタケのだしで取った。
(T)ちょっと濃厚な。
(K)大変ですよ。それにとろみをつけたもの。 それでね、それをあそこで混ぜて両方で食べる。
(T)これはいろいろハムを入れたりしたんですけども、やはりタマネギだけがおいしい。
(K)そうそう野際さんの写真でどんなものだかお分かりだと思うんですけども。 これも私が食べちゃったのでなかったの。 野際さんのを、ちょっとゆっくりしてらしたんで。 そうお酒なんかを飲んでいらっしゃったのでちょっと遅かったので、 それで写真を撮らしていただきました。
(T)全部食べたんですよね。
(K)そう全部。
(T)お二方とも全部。 (K)全部食べました。そしてデザートなんですけども。 デザートも写真がなくて本当に。
―「洋梨のコンポート紅茶ゼリー添え」―の文字。
(T)また食べたんですか!デザートも撮ってないんですか。
(K)撮ってないんですよ。 これが洋梨の。どうしてこんなものとらなかったのかなと思うんですけどもねぇ。 こんなものというかこのようなもの。 これは洋梨の。お恥ずかしいですね、写真に撮れてなくて。
(T)洋梨の、そうですねぇ。 アールグレイという紅茶をゼリーに仕立てて上からかけて。
(K)「洋梨のコンポート紅茶ゼリー添え」。洋梨はワインにつけておいて。
(T)3時間ぐらい同じ紅茶、紅茶の中にちょっと赤ワインを入れた中に、 それとゼリーと同じなんですけどもね。
(K)洋梨を切った切り身を入れておいて。
(T)ちょっと3時間ぐらいつけるんですね。これが合うんですよ。
(K)またこの紅茶がアールグレイ。 野際さんもね、アールグレイってすぐに言っていましたよね。 「アールグレイー!」って何か犬でも呼んでるような感じで(笑)。
(T)野際さんでも、味は本当にわかりますね。ちょっと食べてこれはなになにとかね。
(K)そうですね。「これは絶対にアールグレイ」とかいってね。 でも本当にすごくごちそうになって。
(T)いえいえ。全部をお食べになりまして気持ちがいいですよ。とっても。
★徹子の部屋/タモリ×黒柳徹子★
■「鉄人タモリが徹子をもてなす満漢全席」。
それにしても、写真を撮ろう撮ろうと思いつつも、 何度も忘れてしまう徹子さん(理由:おいしそうだから)。 このかわいさは何?天使?とか思ってしまいました。
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