雑誌「婦人之友」に連載中の木坂涼氏の
「ねこのゴロンスキー」の挿絵を毎月描いています。
主人公のゴロンスキーの最初からの友人の黒スケという猫は
毎回のように出て来て素直の性格のゴロンを励ましたり、
ピンチを救ったり、それがいつも風のように出て来て、
アットいなくなる実に爽やかで機智に富み実行力のある
ユニークな猫なのです。
その黒スケが今度受けとった11月号の原稿の中で交通事故にあって亡くなってしまったのです。
私はこれにはショックを受けました。
そのことを木坂氏に書いたら自分も泣きながら原稿を書いたのださうです。
この連載もあと2回で終わるのですが、その中に出てくる猫たちの性格や動作のことをあれこれ思案していたことが
自分では思いがけない程、日常生活の中で実在とフィクションの境をなくしていたことに気がつきました。
★雑記帳(8月19日)/柚木沙弥郎★
■ゴロンスキーの絵はここでたくさん見れます。 「にゃあ」とか勝手にふきだしをつけたくなる絵がいっぱい。
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