我々の造形的な力は感情と論理とのバランスのとれた状態において発揮される。
北方民族は感情にとらわれ、息ができなくなっている。
明るさが足りないためにファンタジーが生まれるのだ。
一方南方の人々は光が強すぎるために理性が働かなくなり、怪物を創りだす。
もっとも調和のとれている光は45度の角度で差し込む光だ。
それは強すぎもせず、弱すぎもしない光だ。
極端に強い、あるいは弱い光は人の目をくらませ、目がくらむと見ることができなくなるのだ。
◇
書物の中に探していることが見つかることはほとんどない。
たとえ見つかったとしてもまちがっていることが多い。
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