宿題

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2002年02月17日(日) 深夜特急ヒンデンブルク号(可能性)/シルチョフ・ムサボリスキー
あらゆる悲しみも原因を辿ればカップ1杯の紅茶が冷めてしまうことの、

あとはすべて応用と発展でしかないんじゃなかろうか。

世界はすっかり冷め続けるカップ1杯の紅茶のようなもので。

ミルクティーが冷めないように、僕は手をつなぐ。

そして手は指輪だけを手のひらに残して、消えてしまう。


毎日、自分の中でいちばんちいさな骨を折りながら

僕は自分をいつでも失うことが可能だと考えている。

熱を失った鳥はもう飛ばない。ちいさな墓守よ。

溜息のような落ち葉に埋もれた墓標の名は?


★深夜特急ヒンデンブルク号◇020206#Wednesday 可能性/シルチョフ・ムサボリスキー★


マリ |MAIL






















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