ひとりでつぶやくよる。

2004年05月30日(日) 雲の切れ間に

厚い雲に覆われていると思っていた。
空が見えなくて
星も見えなくて
手を伸ばしても、どこにも届かない気がしていた。

だけど偶然雲の隙間から差し伸べられた手は
変わらずあたたかで大きかった。
しっかりと握ったら、握り返される強さが心地良かった。

ああ。
私たちは、まだ繋がっている。
すれ違うことが多すぎて、すっかり見失いそうになっていただけ。

雲の向こうに
変わらない星が輝いている。
どうして迷ったりしていたんだろう。

自分の位置も、その人の位置も
何一つ変わらない。
「ずっと」という言葉のとおりに。


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pippi [MAIL]

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