○プラシーヴォ○
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愛人ちゃんは昨日の服&荷物そのままで異様に早い出勤。
逆に、スタッフくんは遅刻。
これは…、またもや…。
と、ため息。
最後の試練だ、この吐きそうな込み上げてくる悲しさと向きあって…。
でもやっぱり、スタッフくんと話たくなくて、
「見て見て、腕が腫れちゃって〜」
と私に見せてくるのを完全無視。
「へえとか、ほおとかくらい無いの!?」
というスタッフくんに
「なんで話しかけてくるの?なんか用事ですか?」
「いや、ただ話がしたいだけだよ…。 あ、そうだ!昨日学校でリウマチの勉強してん!」
と、いそいそと資料を持ってきて説明してくれる。
私だったら、こんなに拒否られたら絶対にへこむかキレる。
この数少ないスタッフのなかで、空気を乱したくないだけなんだろうけど、すごいなあ。
「何してるの?」
「…カレンダーを見てるんです」
「何が知りたいねん!そこに書いてることくらい、俺が全部教えたるわ!」
「この祝日の感じとかを見るのが好きなの!もう、私のことは放っといて(泣)」
すごく食らいついてくるスタッフくん。
なんなんだ〜!
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