○プラシーヴォ○
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ハム男が出勤した後
ふと思った
私の荷物をかたづけよう
鏡の前にいつも散らかし放題の化粧品を ひとつの袋にまとめて ハム男の押入れの奥に押し込む
メイク落としやリムーバーを いつも置いてある棚の もうひとつ下の段の奥に隠す
パッと見ると
ハム男に愛想をつかして 出て行ったがちゃ子の図
だけどね
ちっとも電話がかかってこない
別に
あせってないみたいだね
私が一人で駆け引きしているつもりで 実は紐はあなたに繋がっていない
私が一人で 切れた糸を持って一喜一憂している
ハム男
寂しい
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