○プラシーヴォ○
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| 2002年02月03日(日) |
達することのなかった恋人達 |
2/3 達することのない恋人のその後 あ、ダメなのかな…?
と分かった
ハム男が動くたびに ハム男自身が私の中から はずれてしまう
繋がっている部分に手を伸ばして そっと探ってみると
案の定、ハム男自身は くったりと柔らかくなっていた
ごめん…
と言ってハム男は私の上に覆い被さった
こういう時、男の人は辛いんだろうけど
私もかなり辛かった
このポヨポヨのお腹のせいで 気持ちが萎えたのかな?
私の体は気持ちよくなかったのかな?
「上手じゃなくて、ごめんね ハム男を気持ちよくしてあげれなくて ごめんね」
どんどんどんどん落ちていく私の涙を 丁寧に唇で吸いながら
ハム男はニッコリ笑った
がちゃ子は悪くないよ と言って、頭を撫でた
私はそのまま眠りについた
1時間ほどしてふと目を覚ますと ベッドの横に立て膝をした状態で ハム男が私の額に自分の額を押し当てていた
目をつむって、彫像のように動かないハム男
見たことのないハム男
かける言葉が思いつかなくて 私ももう一度目を閉じて ハム男の呼吸を聞く
ハム男は目を閉じたままで 何も言わない
ちゅ、と
おもむろに私の頬にキスをしてきた 珍しい
嬉しくてウヒヒ、と笑うと
ハム男も笑った
すぐに氷のように冷たくなる私の手を ごしごし擦りながら
「幸せだね」
とハム男が言った 本当に満足そうに 胸の奥から暖かい息を吐きながら
どういう経緯からそういう答えになったのか 分からないけど
とりあえず私も幸せだと思ったので
頷いてみた
こんな穏やかな幸せは あと20年後でいいよ
今は苦しいくらいの 熱さがほしい
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