○プラシーヴォ○
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2001年11月07日(水) ノーサンキュー

寒い。
寒すぎて…

ハム男に逢いたくなった

金曜日の夜まで我慢できない

『今日、家に行ってもいいですか?』

メールを打った。

メールの打ち方をしらないハム男から
5分後、携帯に電話がかかってくる。

ぶるぶる震える携帯を、そっとハンカチで包んで、
オフィスを出て非常階段へと駆け込む。

「あー、ばちゃ子?おべ、はぶ男」

ばんどうえいじ?

すっごい鼻づまり
2〜3日まえから風邪ぎみだと言っていたのが
いよいよ大詰めを迎えているみたい

「ハム男…風邪、ひどくなってるね」

だから今日、行くよ
何かつくってあげるよ 鍋?おじや?

と、言おうと思った瞬間、

「うん、そおなんだよー
 だから今日はゆっくり寝るよ
 今度、金曜日にでもおいで」

静かな静かな非常階段で
私の鼓動が、よりいっそう耳の近くにあるように感じた

病気で辛い時に、私の顔を見たいのではなく、
静かにしたいから来ないでくれと言われるのは

意外と胸にグッサリくるもんなんだと
知った

私は役に立たないのね

側にいないことが
一番あなたにとって安らぐことなんだね

なんというか
暗くて大きい穴の底にヒョイと突然置かれたように
心が沈む


がちゃ子 |偽写bbs

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