○プラシーヴォ○
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2001年07月09日(月) ぎゅうぎゅう

ハム男の出勤を見送った後、
もうひと眠りしようかと思ったのだが、
久しぶりの平日の休みに興奮し(笑)目がさえてしまった。

ワイドショーをひととおり見て、
13時頃お昼を食べに外にでる。

ハム男から電話。
「今日、帰るの?ウチにいるようなら、俺、早く帰るけど」
うん。いるいる。早く帰ってきて!

夕食を作ろう、と思った。
本屋でコロッケの作り方を立ち読みして、
記憶が消えないように鼻歌も歌わずに早足で帰る。

最近母が、お通夜や旅行で家を開けることが続いて
私も外食が増えた。(料理死ぬほど苦手)

母のおいしい手料理を食べつづけてきた私は、
毎日毎日、お弁当や出前だったら、きっと発狂してしまう。

ハム男はあんまり自炊をしない。
1週間に1回くらい、がんばって作ってあげよう。

コロッケを揚げたところで、丁度ハム男が帰ってきた。
料理をしている私を見て、目を丸くする。
そして、
「ただいま」
と、すごい笑顔で私の肩ごしにコロッケを覗き込む。
二人で熱々を食べる。

オイシイネー
の顔になる

『できちゃった結婚』というドラマが始まった。
「妊娠検査薬が・・・」「つわりが・・・」
セリフが苦しい。聞きたくない。
「私、違う番組がいいな」
といって、チャンネルを変える。

寝る時、いつになくハム男が強く強く私を抱きしめる。
「早く寝なさい」
と口でいいながら、私を隙間なく抱き寄せる。
幸せな圧力の中、私は眠りについた。


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