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■ やぶ医者
最初の医者は点滴一本と、飲み薬を三日分くれただけだった。
腹痛はおさまらず、その上背中の中心からやや右よりの、ちょうど胆嚢の真裏にあたるあたりがずきんずきんと痛みだしてきた。
懐かしいこの痛みは陣痛の時のそれによく似ている。
あれほどの陣痛でさえ耐えたのだし、ノン気な主婦どもより痛みに耐えることにかけては自信がある。
だから、一晩は我慢してもみた。
翌日の夜、肩で息をするあたしを見るに見かねて夫が救急車を呼び、なりゆきで入院した先は……。
2004年08月06日(金)
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