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■ 『ソナチネ』のやるせなさ
北野武の映画の中で一番評価も低く、興行的にもハズレだった『ソナチネ』を見たのはわたしの町にまだ映画館が10館もあったころのことだ。
映画館のあとは駐車場。
抗争の果てに本土を追われ、沖縄に流れて来たたけし一家の子分たちは、シノグすべもなく来る日も来る日も浜で相撲を取って暮らす。
あのやるせなさ。
白っぽいコンクリートブロックの家並。
南の島の感傷。
チェックインして部屋のTVをつけたら、はからずも喜納昌吉が琉装で初登院の日なのな。
勝負色のピンクの着物の扇千景が参議院議長。
あたしはさっきから浴衣で国際通りを歩いている。
2004年07月30日(金)
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