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■ 『最終兵器彼女』
恥ずかしながら、年がいもなく、VIDEO屋にあったものだから、わずか30分で、新作だから100円増しの、2泊3日しかだめなのに、借りてきた。
さっさとムスメが先に見る。
「まあ、ありがちな、想像通りの展開だったね。嫌いじゃない……。好きかもしれん」
なんつーか、生意気な物言いだな。中学生だってのによ。 さすがはうちのムスメだ。
わたしは、というと、返却予定日の閉店時間は過ぎたのに、見てない。
いいや、明日の開店前までに、店頭のポストに入れれば、延滞にはならない。
舞台は小樽?
地獄坂って言ってたぞ。 地獄坂の上にあるのは「小樽商科大」? 高校があるのか? まあ、でもマンガだしい……。
その昔、現代国語の教科書に伊藤整の『ある詩人の肖像』が載っており、けっこう読み込んだつもり。
小樽って好きだ。 今年、2回も行ったし……、仕事でだけど。
『新世紀エヴァンゲリオン』の「第三東京市=箱根」って、設定にはのけぞったがな。 そうか、最近ってみんなこんな感じなのか?
だったら「ヤマモトヨーコ」もそうだったのか? うー、すべてをおっかけるわけにはいかないからな。
こっちも年齢相応に、はまり込む作品を選ばねばならん。
夜中にビデオを見ながらマニキュアを塗る。
しかも10本ある指のうち、たった2本だけにマニキュアを塗る。
いはらに云われるまで、あたしの生活の中になかったもの。
できあがった習慣の中に割り込んでくる、新しい習慣やしきたり。
自分の生き方は自分だけで決める。 誰にも指図されない。
そう思っていたのは、子どものころのこと。
マニキュアが乾くまでは何もできない。
少し動いても何かに触れる。せっかく塗ってもぼこぼこになっちまう。
マニキュアが乾くまでの時間 ただじっといはらのことを考える
習慣も時間も自分の思い通りにならない幸福。
くすぐったいようなパラドクス。
2002年10月15日(火)
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