◆■◆◆■◆パシナfreakのコラムで丼◆■◆◆■◆
freak



 〜オクヤミ〜

18日午前3時15分,
アラビアの怪人「ザ・シーク」こと
昭和の名プロレスラー
エドワード・ファーハットがデトロイトの病院にて永眠。
73歳でした。

彼のことはご存知無くとも
彼がスカウトした
額のフォーク跡がお茶目なプロレスラー
「アブドーラ・ザ・ブッチャー」なら
一度は耳にしたことのある方もおられるでしょう。


ザ・シークといえば
アラーへの祈りと火炎殺法を必殺技とし、
有刺鉄線をミルクとともに食す怪人。
ボールペン攻撃や五寸釘を武器にリングを荒らしまわるも
逆に凶器を奪われ使用されるやいなや
そそくさと控え室に逃げ込むキュートな
史上最凶ヒールレスラー。
1998年に日本で引退試合をしたのを最後に
体調を崩し入院。

今夜、ザ・シークの申し子ブッチャーが
衰退しきった日本のプロレスを活性化させる
頼みの綱のカンフル剤イベント「W-1」に出場。

「誰が一番強いのか?」ではなく
「誰が一番魅せられるか?」。

迷走するプロレス界に
ファンタジーファイトという名の
ショープロレスで挑戦する「W-1」。
溢れるショーマンシップで日本国民にキラキラ光る
非日常性をプレゼントしてくれた「ザ・シーク」。

彼の残したブッチャーは日本のプロレスを救えるのか?
そしてリングでブッチャーは何を想う?

心よりご冥福をお祈り申し上げます。



2003年01月19日(日)
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