hikachi's Diary
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Kバレエ・カンパニーのモダン公演を観に行きました。 今回はモダンの3演目でした。
ジャンル的には一応モダンでしたが、 比較的クラッシックに近い作品でした。
最初は熊川哲也氏の創作「パッシング・ボイス」、 2つめはアシュトン振り付け「シンフォニック・バリエーション」。
この2演目では熊川氏は出ず、若手ダンサーの出演でした。 衣装も至ってシンプルで、練習用レオタードに近いものがありました。 部隊装置も何もないし、踊りにもこれと言って派手なところはなく、 基本中の基本の動きが中心。しかし、だからこそ ダンサーの力量が試される・・・という感じでした。
自分も習い始めてから、彼らがどれだけ大変なことを やっているかよくわかるようになりましたよ。
3演目目がメインプログラムの「放蕩息子」でした。
そう、クリスチャンなら誰でも(ひか太でさえ)知っている あの聖書に出て来る「放蕩息子」のストーリーです。
振り付けはかの有名なジョージ・バランシンとのことで どんなにモダンモダンした作品かと思ったら、 ストーリーも明確だし、比較的古典に近いような感じがしました。
そして主役は、本命の熊川さんです。
いや〜、若手ダンサーもみずみずしくて 男性もそれなりにしっかり踊っていたのですが、 違いは歴然としていました。
振り付けは古典でないので、派手な動きはほとんどありません。 彼特有の高いジャンプは1つだけでしたが、 思わず観客がどよめく高さとキレのよさでした。
「芸術家は圧倒的であれ」と言いますが、 やはり彼は圧倒的でした。
東洋人というハンデを乗り越えて、 ロイヤルバレエのプリンシパルになったのは この圧倒的な存在感とテクニックなのですねえ。
プリマは中村祥子さんでしたが、 身体がしなやかで、存在感がありました。
今回モダンの生公演ははじめて観たのですが、 古典とは違う魅力がありました。
でも、熊川さんはやはり古典で、バンバン跳んで くるくる回って欲しいなあーと思いました。 最前列とかで観てみたいです。
モダンは、いつかローラン・プティ・バレエ団とか 欧米のモダン専門のところの公演を生で観てみたいです。
そしてすっかり熊川好きになった母親と二人で、 既に年末のくるみわり人形の公演も予約しているのでした。 楽しみだけど、この趣味はお金かかるなぁ〜。
まあ、母と出かけるのも親孝行の一つだし悪くないと思います。 今回、夕飯も外で食べて帰りました。 支払いは(こんなことめったにないのですが)私が持ちました。
母との思い出も、たくさん作りたいです。
同日の過去の日記
2004年08月27日(金) 奥多摩2日目 2003年08月27日(水) バレエ7回目 2001年08月27日(月) 大雨
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