hikachi's Diary
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2002年08月31日(土) 久々のピアノレッスン

さて、旅行から帰ると、主婦は大忙しです。

下界(?)の暑さに辟易しつつも、朝から洗濯、布団干し。
しかし、いっぱい休んだので妙に元気なのでありました。

午後からは1ヶ月ぶりにピアノのレッスンに行きました。
先生のお宅へは自転車で35分。電車でも行けるのですが、
うちからちょっと遠い私鉄の駅まで行って、
しかも更なるローカルな路線に乗り換えなければなりません。
それならいっそ自転車で行くほうが時間のロスがないのです。

が・・・

全身筋肉痛で、しかも炎天下の午後2時台。行く前からへばりそうでした。
らくーな服装で、タオルをしょって、むぎわら帽をかぶって
水筒持参で出発。こうなるとほんと単なるおばさんだわ(^^;
「ピアノのおけいこ」という、上品なイメージとは程遠い図なのでした。

さて、レッスンですが、これまで「良い音を作る」ことに重点をおいてやって来ました。
「良い音を作る」には、「良いタッチで弾く」ということです。
「良いタッチ」とは、無駄な力を抜いて、自然体で芯のあるポジションを
常に確実に保つことです。
しかしこれがなかなか難しい。
私の場合は、第3関節に対する意識が弱いのと、親指に力が入りやすいのが問題。
でも、何回かやっているうちに随分良くなってきました。

今回画期的に発見したことは、フレーズの終わりの演奏の仕方。
今までずっと、フレーズの終わり=デクレッシェンド(弱く)する、
つまり腕の重みをなくす、と習って来ていたのですが、
ただ脱力するのではなくて、一旦きちんと正しいタッチで音を出した後に脱力する、ということでした。
なるほど、確かにそのほうが全然美しく演奏できるのです。
なんというか、余韻が全然違って、音楽の流れが明確になります。なるほど。
うへえ、そんなこと知らなくて、ずっと生徒にもフレーズの最後は脱力して弾く方法を教えていたよ(^^;やばい。
・・・と言ったら、先生も「日本の音大の先生はみんなそうやって教えるのよ」と言っていました。
そうだよね、私もそう習って来たんだから仕方ない。
しかし今正しく教わってよかったあ。感謝。

ピアノという楽器は、音が減衰するので、長い音符に対する意識が薄くなりがちです。
でも、歌うときと同様に伸ばす音を意識することで、明確な響きが得られる、ということを学びつつあります。
考えてみたら当たり前じゃ・・・(ーー;

とにかく今私が目指しているのは、人に不快感を与えない、自然な音で、自然な流れの音楽を作ること。
むやみやたらと自己主張して押し付けるような演奏とか、
己の技術を誇るかのような演奏だけはしたくないと思います。
もっとも誇れるほどの技術はないんですけどねえ。
なんて考えていたら、

なんだ結局、ピアノも信仰生活と同じじゃん。

という結論に達したのでした。

自らを誇るのではなく、ことさらに信仰を主張するのではなく、
全てを主に委ねて日々みことばと共に淡々と生きる。
そういうクリスチャンでありたいと私は思います。
ピアノも、呼吸をするように淡々と心地よく演奏できたらいいな。


同日の過去の日記

2001年08月31日(金) ミニオフ会


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