hikachi's Diary
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2001年05月12日(土) 新しい弟子

今日から新しい弟子(ピアノ)が増えました。
息子の友達のお姉ちゃんで、小学校6年生です。

実はこの子はいろいろ問題のある子です。まず、万引きなどの問題行動がみられます。そして、学校では授業について行けていないし、年齢的に思春期に差し掛かることもあり、どうやらいじめの対象にされているようなのです。
私がこの子の様子を聞いて、素人判断したところでは、今話題になっている「学習障害児」若しくは「アスペルガー症候群」ではないかと思っているのですが、これらの障害は健常児との境目が非常にあいまいで、線引きが難しいということです。カウンセリングにも通っているようですが、専門家にそう診断されたわけではありません。なかなか奥の深い部分があるらしいです。
そういう障害かもしれない、本人にはどうしようもない能力の部分が、学校生活や家庭内の兄弟関係でも様々な弊害を生んでいて、問題行動(万引き等)として現れています。
本当は教会に連れて行ってあげたいところですが、親御さんが仏教系某信仰宗教の信徒なので、そう簡単に行きません。しかし、本人がピアノをやりたいと強く希望していると言うので、レッスンを勧めてみました。
家庭の環境もあまり良くなく、子供5人の多子世帯の一番上の子です。経済的にもかなり大変ということで、破格の1レッスン千円、教材費込みという、ポランティアに近い形で引き受けることにしました。

第一回のレッスンとしては、かなりうまく行きました。
学習到達度は小学校1〜2年生程度と聞いていたので、教材は3〜6才向けの物を準備しました。見ていると確かに読み書きのレベルはそんな感じで、1年生のわが子とほとんど同じくらいでしたが、指はしっかりしていて良い音を出すし、お母さんは音痴と言っていましたがそんなことはなく、音感も良いようです。何よりも本人がとてもやる気で、がんばっていました。

微妙な問題なので、ここに書いて良いかどうか悩みましたが、クリスチャンの方も見て下さっていると思いますので、思いきって書きました。
ピアノとレッスンを通して、またその背景にある神様の存在を通して、この子の心が少しでも癒されてくれれば良いと思います。
私も指導者としてどこまで対処してあげられるか、信仰者としていつどうやって神様のことを証しできるか、祈りつつさぐって行きたいと思います。
読んで下さったクリスチャンの方々、この子のためにお祈りいただければ幸いです。


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