暗行記...不夜

 

 

【 風葬の城 】〜book 31〜 - 2003年07月17日(木)

浅見光彦という男に出会う

彼は最後の最後で
相手の死を容認する

被害者の悲しみ
被害者の恨み

罪を背負うという法
刑に処すという行為

全てを犯人に委ね
全てを自分に隠し

死とは一瞬の苦痛
刑とは一生の苦痛

人を殺め
人を涙させた

その犯人に一瞬の苦痛
その犯人に一生の安泰

一生続いてゆく
大切なモノを失った空白を

一体何が
埋めてゆけるのだろう

怒りや刑の重さに
埋める人もいるだろう

その人を恨んで
埋めてゆく人もいるだろう

それが哀しいことは
分かっている

それでも誰が原因か
誰がそうしたのかも知らず

永遠の苦痛を味わってゆく
彼らの心を彼は知っている?

有耶無耶な死を
誰が受け入れられる?

あれほどの多くの罪を
死に投じた彼は

また新しい罪に
出逢い溶け込んでゆく

人が罪を起こすことを
知っているかのように




 ↑浅見光彦という男。

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