あつ子の日記
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夕べまた、てん助が脱走しまして、 もういい加減慣れてきた私は、 探すこともせず、じっと部屋で奴の帰りをまっておりました。
雑誌読みながら、ふと網戸の向こうに目をやると、黒い影。 「あっ、お帰り!!ちゃんと帰って来れたね~~!!」
と、網戸を開けようとしたら、さっとまたどこかへ消えていく。。。
ちっ、思わせぶりな野郎だ!!
この時既に夜中の2時。
あいつが帰ってこないと私は眠れないのだろうか・・・ と思うと腹が立つ。
この日は 早起きして、表参道へお買い物。 午後は、ギターの考ちゃんとのリハで高尾へ・・・
31歳の体は疲れてた。 眠い。 帰りの電車では爆睡だった。 お休み2秒で夢の国へいけるはずだった。 その夢の国では、私は幸せな暮らしをしているはずなのに、 行けない・・・・ あいつが帰ってくるまで、私は現実の世界で細々と暮らさなくてはならない・・・ 早く帰ってこい毛むくじゃら!!!
待ちくたびれた私は、扉もカーテンも締め切って、 電気を消して寝てしまおうと思った。 でも、てん助が帰って来た時、中に入れてくれないとがっかりし、 本当にどこかへ行ってしまったら・・・という不安が過ぎりやっぱり眠れない。。。 私はどこか、やっぱりあいつの母親なんだなぁ~ って変な勘違いになりきる。
てん助がいないと思うと、やり残したこと等が浮かんでくる。 私はあいつに何も尽くしてあげられていなかった。。。
・実家の屋根に布団を引いて、一緒にお昼寝。 ・手作りご飯をたらふく食べさせてあげる。 ・手作りのおやつもたらふく食べさせてあげる。 ・てん助に弟を作ってあげる。(猫or人間) ・てん助にパパを作ってあげる。(人間)
等など・・・
しばらくして、微かに聞えてくる小走りの足音。 近くにいるらしい。 行ったり来たり・・・・・・何をやっとるのか。。。
何度も何度も行ったり来たり。。。
私に「迎えに来い!!」とのメッセージか??
仕方がないので迎えに行く。
すると、ちょこんと座って私を待ってるてん助がいた。
捕まえようとしても、逃げることなく、私に体を預けたてん助。
無事に帰宅すると、とたんにバタンと倒れ、死んだように眠る。 まるで「あ~~~~~疲れたぁ~~~~」って、 何事もなかったかのように・・・
その態度に頭に来た私は、 何寝とんじゃぁ~~~~~~~!!!! と、今度こそちゃんとてん助に尽くしてあげなくては・・・ という先程の誓いもつかの間、寝てるてん助叩き起こし、 お仕置きシャンプーへ!!!!
塗れた毛でゴボウのように細くなったてん助に、ざまぁ~みろっ!!! と、私は漸く夢の国へ行けたのであります!!! 時刻は午前4時を回り、私は完璧寝不足!!!!!
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