あつ子の日記
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2002年07月28日(日) 相馬野馬追

今、久しぶりに実家に電話したら、番号間違えちゃった。
知らない子供が出た。。。。あれっ??

しっかし暑いねぇ〜〜〜〜・・・・おっ??
暑いと言えば!!!!夏で!!
夏と言えば!!!祭りで!!!
祭りと言えば!!今は7月で!!
7月の祭りと言えば????????


なんでわかんないのぉ〜〜〜〜〜〜っ????


それは〜〜〜〜
私の故郷の「相馬野馬追」でっしょ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!

あっ、全然有名じゃない????

結構大きなお祭りなのよ!!!
東北三大祭りには入ってないけど、
五大祭りぐらいには入れてくれてるんじゃなかろうか!!!

この「相馬野馬追」と言うお祭りはね、何百頭・・・千頭もいるかなぁぁぁ?
とにかく、たくさんのお馬さんにね、鎧甲を着て、各家代々伝わる家紋とは違う
馬に関したマークの旗を背負った武士達が、何箇所から
なが〜〜〜〜〜い行列を作って、ある一つの野原に集まるの。
そして、そこで甲冑競馬や神旗争奪戦や踊りやなんやかんや色々やるの!!
これがね、また凄く綺麗で凄く迫力があって、戦国時代の武士!!男!!
って感じがして、この時ばかりは、父上も兄上達も近所のおじちゃんも
ちょっとナヨナヨしたあの子もかっこよく見えるのよ!!!

その背負っている旗が、色鮮やかで、本当に美しいの!!
昔、デザイナーの山本寛斎さん(字あってる??)が
この美しさの虜になって、自分でデザインした鎧甲と白馬で出陣してた。

私にとっての夏の音っていうのは、お馬さんの蹄(パッカパッカ)の音。
良い音なんだよ!!コンクリートと土の上じゃかなり違った音がするけど、
どっちも好き!!けどやっぱり土の上のほうが気持ちよさそう!!
鬣をなびかせながら走ってる馬をずーっと見てても飽きないの。
馬の筋肉って、とーっても美しくって、汗で光る毛がまたまぶしい!!
馬は本当に優しいし、賢いし、勇ましい!!大好き!!

たくさんの馬が集まるから、物凄く興奮してて、非常に危険が伴うお祭り。
でもその興奮した馬達を上手に操るのが、この地に生まれた男達!!
常に危険と背中合わせだからこそ、ピンと張り詰めた緊張感が男達を奮い立たせるんだと思う。
上手に操るためには、日頃から馬とのコミュニケーションが大事で、
でも父上も兄上達も、たまにしか乗らないから、家族は非常に心配です。母上は特に大変!!
出陣できるのは、男性と女性は二十歳までの未婚者。私はもう出れません。。。
でも、たまに私も乗ります。全然上手くないけど。三蔵法師がごとく、
ただただ、揺られているだけ。。。

このお祭りは三日間に渡るの。真中の日がメインなのよ!!
7月23日 (出陣・宵乗り)
7月24日 (騎馬行列・甲冑競馬・神旗争奪戦)
7月25日 (野馬懸)

今年も無事、我が家の武士達の夏は終わったようです!!
私は残念ながら、帰れませんでしたが、来年はたくさんおにぎり握って
我が家の武士達の応援に行きたいと思います!!

でも、誰よりも何よりも、お馬さん達!!本当にご苦労さんでした!!
暑いのにね〜〜〜!!しかも重いでしょ〜〜??
鎧甲って合わせて30キロぐらいあるもんねぇ。
本当にご苦労様でした!!
また来年もヨロシクね!!

あっ!!今年は馬年だっけ????



<興味のある方へ>
相馬野馬追の由来
相馬野馬追は、今から千年以上もの昔、相馬氏の先祖平将門が、下総国(しもふさのくに)
小金ヶ原(千葉県流山市付近)に放した野馬を敵兵に見立てて軍事演習に応用したことに
はじまったと伝えられる。
そして捕らえた馬を神馬として、武神である妙見に奉納したのである。

その後、相馬重胤が奥州行方(なめかた)郡(現・原町市)に移ってからも、
代々の藩主がこの行事を伝承。

戦国時代には伊達藩にそなえるための武備として、また神馬奉納の神事として
怠ることなく野馬追が行われてきた。

幾多の変遷を経て、現在は国の重要無形民俗文化財となっている。


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