左近日記
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2003年05月06日(火) |
近況など。(介護日記と成り果てました) |
こんばんわ、藤原左近です。 お久しぶりです。
このGWはやっぱり介護三昧でしたよ。とほほ。
泊まりで付き添っている母上や叔母の体調を気遣って、 「泊まりをやってみる」と申し出ました。 母上が少しでも休めるようにと。
母上にはむかしたくさん心配させたから、 今その恩返し(変な言い方ですね)をしたくて。
消灯は21:00。祖母は寝る気配なし。 この間から眠り薬を入れるようになっていて。 22:00、ナースコールして看護師さんに点滴をお願いする。
入れても2時間くらいで起きてしまう。
さすがのワタシも23:00頃からぐっすり寝入っていて、 2:00頃ふっと目が覚めた。
ベッドの柵を叩いている祖母。 さすがに起きるわい。 祖母のベッドの足元で寝てますから。 柵を叩く振動で目が覚めた。
ナースコール。 頼もしい看護師さんが来てくれて、点滴の続きを。 「眠ったら知らせてください」
20分ほどかかりました。 うわごとに近い言葉の数々。 相手にしていると興に乗っていろいろと話すから、 相手にせず、ずっと様子をうかがう。
ぶつぶつと話す言の葉が、 だんだんと曖昧になり、 聞き取れないくらいのろれつのまわらないものになる。
ナースコール。 「眠ったみたいです」 点滴が止められる。
明け方。 祖母の眠るベッドの足元で、 Lの字になって窮屈に眠っていたワタシ。
看護師さんは、仮眠を取って、仕事をする。 おむつを替えにきてくれる。
その気配で目が覚めて、邪魔にならないように、起き上がる。
寝たような、寝ないような、一夜が明ける。
重苦しくて、切ない夜が明けた。 明けない夜はない。 ほんとうに、それを、実感した。
10年ほど前には眠れずに夜を明かしたこともあったけど、 こんな朝の迎え方もあるんだ。 そんなことをしみじみと感じながら、 朝になるとぐうぐう寝てしまう祖母を見ている。
我侭を言う祖母。 今日仕事が終わってから寄ってみたけど、 やっぱり強情っぱりの祖母。 段々と弱ってきてはいるけれど、 まだまだ命の火は力強くて。
いつかこんな日々が終わるのでしょうか。
少なくとも、葬式のときには。
「もっとワタシにできることをしておけばよかった」と思わないだろう。
そう感じています。
今宵もご来場いただきまして、誠に有難うございました。 またのお越しをお待ちしております。 今更ながら13000HIT有難うございまする!!な藤原左近でございました。
藤原左近
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