こんばんわ、藤原左近です。
今日は蒸し暑くて、暑さに弱いワタシはもうぐったりです。




業務連絡：今日はおでぃとなしでした。




・・・・こどもの頃から、車が好きでした。
バスに乗ると、終点に着いてもまだ乗っていたがったそうです。
バスから降りやしねぇ困ったお子さんだったらしい。




からだが弱かった時分に、両親の実家に夏はいつも出かけていました。
空気がいいところで過ごしていると、なんとか丈夫でいられたからです。




出かけるときは、一家全員で車に乗って。
夕方家を出て、ゆっくりと向かいます。
夜中のドライブ。




夜見る街は、昼間と違って、すごく不思議でした。
いつもと違う顔を見せてくれました。




今でも真夜中の商店街を走るのが好き。
明かりだけこうこうとともるアーケード。
誰もいなくて、蛍光灯。




流石に眠くなった両親がパーキングに車を止めて仮眠する。
後部座席いっぱいにしかれた布団の上で、
寝息を立てるきょうだいのとなり、
明け方ふいに目が覚める。




窓ガラスを見上げると、
うす暗い空が、だんだんと明るくなっていく。
とても、とても、きれいだね。




ちいさいワタシはそれくらいの感情しか持てなかったけど。




今この年になってまだ思う。




此処じゃない何処かへ。
車に乗せて。
ワタシを連れて行って。




あのきれいな夜明けを見せて。

藤原左近 ｜MAIL｜

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ボタンのスキンはデリエロさんから拝借いたしました。