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■ 夢を見ながら ほんの少しだけ泣いた
Coccoの絵本『南の島の星の砂』発売日。
Mステ絵本原画初公開。
カレンダーに大きく丸をして、その下に小さくCoccoのサインを書いた。
27日。
とても心待ちにしていた日だった。
起床時間は1時。目覚ましが鳴る前に起きた。
傍らで寝ているミルクを起こさないように身体を起こして、リモコンで隣の部屋の電気をつける。まぶしさにミルクが目を細めて、枕に顔を埋めながら、また寝息を立て始める。
私はまだ夢うつつのまま、PCのスイッチを入れ、メールチェックをしたあと、隣の祖母の家に朝食兼昼食を食べに行った。いつもの様に納豆持参で。
目玉焼きを作って、今日の予定を考える。今日は天神に行って、Coccoの絵本と、友達の誕生日プレゼントと、欲しい人形と…。ぼーっと考えながら食べ終わる。帰ってから、ネットで天気予報を確認して、顔を洗って歯を磨いて久々に化粧をしながらCoccoの絵本の事を考える。
今日の服装は初めて買ったメタモの服。黒のジャンスカ。白のブラウスを着込んで、襟元にリボンを締めて完成。爪は昨日赤く染め上げた。
黒トランクに財布やら携帯やらを詰め込んで、傘を持っていざ出陣。
今日は夕方から雨が降る。あまり濡れたくないけれど…。
そんな事を考えていたらいきなり雨がぽたぽた降ってきた。雨女な自分が恨めしい。10分ほどバスを待って、中でバスカードを買って、天神に到着。
地下街を通って松屋レディスに向かう。
LivingDeadDollsはまだらしい。早くエリーをサディと並べたい…。
KERAショップにも寄ってみた。アトリエBOZのマントが大量入荷していた…。
冬だからなぁ…。そんなに売れるのかなぁ…コレ…と思いながら松屋レディスをあとにする。結局何も無かった。
誕生日プレゼントを悶々と考えつつ歩く。地下街のある店でハロウィンの可愛いのを発見したので購入。そんでまた歩く。ついでだからメタモに寄ってみるかと思いてくてく歩く。……思ったより遠かった。しかも外に出た瞬間雨が降り出す。…雨女の宿命なのか…。
暫く歩いてやっと到着。ビルの中に入る。エレベーターで上がって扉の前までやってきた。
「3：40〜4:40は休憩中です」……撃沈。何のために歩いて来たのか…。
ちなみにその時の時刻は4:10。30分も待ってられないので三越に行く事にする。また雨の中てくてく歩く。トランクもスカートも濡れまくり。少し悲しくなりつつ三越到着。最上階のディズニーストアを目指す。
するとプーのぬいぐるみが大量に50％OFFになっていた。大変愛らしいプーがおやすくなっていた。(ノ*´Д｀*)ノ
ディズニーストアで誕生日プレゼントを購入し、自分用にぬいぐるみが欲しくなりながら三越をあとにする。またてくてく歩いて今度はジュンク堂。
さぁ、本日の最終目的…Coccoの絵本…！
と、力を入れて予約カウンターではなく何故か絵本コーナーへ行く私。
貰う前に売られている所が見たかったので…。
どきどきしながら絵本コーナー。色んな絵本があって、その中から必死にCoccoを探す私。いつもはあまり人の居ない絵本コーナー。入れ替わり立ち替わり人が入ってきたのはやはりCoccoの影響なのかしらと思いつつ探す。
一通り見終えても無かったので、1階の検索PCへ行ってみる。「コツコ」と入力して、検索ボタンをクリックする。…出てきた。
［南の島の星の砂 Cocco 9/27発売 在庫あり］
すぐさま予約カウンターに行った。紙を渡して「予約していたんですけど…」と言う。少し定員さんが調べて、返ってきた返答が「まだ店頭には並んでいないんですよ。明日ならお渡しできます」だった。
少ししょんぼりしつつ店を出て、バスに乗って帰宅する。そろそろ日も落ちてきた。雨は止みそうにない。
薄暗くなった空の下、傘を打つ雨の音を聞きながら帰宅。
結局買ったのは誕生日プレゼントのみ。また天神へ赴かなければならないのかと思うと…。人混み嫌いなので用事がない限り行かないんだけど用事が出来ると途端に行きたくなる不思議な場所。でもやっぱり雨の日の天神嫌い。
かといって快晴も大嫌い…。なんで皆深夜に活動しないのかしら…。
帰宅時間は6時。着替えてからビデオを用意して手作りプリンを食べながら待つ。最初から公開は無いだろうから、大体真ん中くらいかなと思いながら本を読む。
7時なった。
Mステ開始。
どきどきしながらその時を待った。
CM明けの度に録画ボタンに手が伸びた。
8時過ぎ
その時が来た。
41位【焼け野が原】
思わず涙がこぼれた。
その後、原画公開。
「でも 耳をすませば聞こえるでしょう？」
ああ…Coccoだ…って思った。
星の砂。小さいときはよく持ってた。
明日また天神に行って、絵本を買ってこようか。
天気のいい別の日にまた行こうか。
少し迷う。
でも早く見たい。時間があれば天神まで足をのばそう。
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小さく 泣いた
大きな空が 泣いていた
芽吹いたゴーヤー 遠い潮に祈りながら
海を知らない雨 食べた
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今日一日中頭の中で流れてた。
【クムイウタ】より、「雨の日のクワァームイ」
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だけど ここは寒いと言って
夢を見ながら
ほんの少しだけ泣いた
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2002年09月27日(金)
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