羽積風narration
…どうかなぁ?

2000年09月02日(土) ナマケモノの言い訳


いかにもモテそうでモテる人って、
数々の求愛が本物かどうかを、どうやって見極めているのですか?

私がもし整形でもして美人になったら
「彼は私の顔が好みなだけなのでは?」と疑い、
もし宝くじにでも当たって大金持ちになったら
「彼は私のお金が目当てなのでは?」と疑い、
もし何かの魔法でナイスバディになったら
「彼は私の身体が目的なのでは?」と疑い、
もしすごく家事ができたりしたら
「彼は私がいたら便利なだけでは?」と疑うだろう。

何かを得れば得るほど、恋愛には自信がなくなっていくような気がする。

私は恋愛の
「この人のどこが好きなのかはわからないけれど、
 なぜかこの人じゃないとダメなんだ」
という、あの不思議な感覚が好き。

彼氏に「なんで私のこと好きなん?」って訊いたときに
「え…。そんなん なんでかわからんけど、好きやなぁ。」
と答えられるのがいちばん嬉しい。
「そんなしょうもないこと訊くなや」
と追い討ちをかけられると尚、可(笑)。
何か具体的な理由を挙げて誉められると、冷めてしまう。

よく「お互いを高め合う関係が理想」とか言う人がいるんだけど、私はいつも
「ビジネスじゃあるまいし。そんな打算的な恋愛しかできないなんて」
と思う。高め合える人は、ビジネスや趣味のパートナーとして選べば良いかな。

ってなわけで、わかりやすいモテモテ条件のそろってる人って
真実の愛を見失ったりしないんだろうか?なんて思います。

私はそうなったときに、真実の愛を見失わない自信がないので
着飾ったりダイエットしたりして頑張りません。

ってのはウソで、私のはただのナマケモノ。


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汐 楓菜 [MAIL] [活動記録]

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