>> 逆重力 >>
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 灼熱。  
 2002年06月28日(金)
 あまりに天気が良すぎて

空に雲が一つもないと

全てが曝されているようで

日の光の下には居たくなくなる



光をやわらかくしてくれる

白い雲はどこを見てもなくて

熱い光に

わたしは焦げて崩れてしまう



その熱い光と眩しい空の向こうには

暗く冷たい

音のない世界が広がっているのだと思うと

いっそ


重力が逆を向いて

空へ落ちて行ければ良いのに




思った。






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