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 パイロットフィッシュ  
 2002年04月09日(火)
 
今日,久しぶりに学校へ行った帰り,
本を1冊買いました。
大崎善生の『パイロットフィッシュ』。
いつもと同じで,題名と表装を見て買ったのですが。
良い本でした。当たり。
良い言葉とかあって,何度も何度も反芻してみたり。
そうかぁ,そうなのかぁって,妙に納得したりね。

人間は,管。
人間関係は,摩擦。
愛は,摩擦熱。

愛,なんてのはよく分からないけど。
人間は,管。
何だか分からないけど,淋しい感じ。
管の中は,絶えず空気が流れて,寒々しい。
何をしてても,どこにいても,
何となく淋しいのは,管の中を風が通るから。

…って,何悟ったフリしてるんだか。
よく分かんないものは,分かんなくていい。
考えてもぐるぐるするだけだから。

ただ,この本を読んで思ったことは,
こんな風に,考えさせられる言葉とか
誰かの何かを変えることができる言葉とか
そんな力のある言葉を
わたしは言うことがあるのかなってこと。
小さな詩人気取ってみても,
カナリ,無力ですよ?

 


 

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