白痴日記
白痴



 26歳男性 第3回

彼女のいる町の海に飛び込み
死にたいという.
嗚呼,何て可愛らしい.

逃避先の街の名を挙げても
彼女と旅行した思い出がつらいなどという.

そして私の後追い自殺をしてくれるという.
本当に?

わかっているよ.そう思う気持ちは本当だと.
だけど,君は
飛び込んでも泳いじゃうって
知ってる.

逃避の夢をまた見ようね.

2003年02月13日(木)
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