白痴日記
白痴



 生 なま

夕べ,転がっていたとき
嗚呼,突然,自分は生ものだったと思い出して

生女 なまおんな
柔らかさと突っ込む構造
いつか別な生命を宿すかもしれない下腹.

腐ってしまうとうなされて
腐ってしまえと呪いながら

肌の匂いを嗅いで
微妙に乳と血の混ざった自分の匂い.

吐き気と安堵.
なま,生.

2002年07月07日(日)
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