白痴日記
白痴



 魅力

不思議な魅力のある女の子だね
と言われたがっていた.
自分のことが好きで好きで
なぜ周囲が私を
愛したり崇めたりしないのか
不思議だった.
不満だった.

そんな年月
相変わらず自分のことが好きで
でも
人に求めると痛いことを知った.
苦い味も.

ああ,それならば
自分のことを愛し続けようと
日々愛を深めようと

私は一人で立てるから.
立てないときは地面に伏せているから.

魅力とは力なのだと改めて気づく
朝の台所.

2002年05月01日(水)
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