ひとりごと
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2003年09月26日(金) 味より雰囲気、の勝ちなのね

久々に会う友人と
玉造で評判のおでん屋さんへ行った

きくや”というお店で、平日でもスーツ姿の
サラリーマンでいつも満席
並んででも食したい人たちで
店の外はいつも行列ができている

コンビニでいつでも手軽におでんを買える時代
並んでまで、食べたいなんて・・・
これはよっぽと美味しいに違いない

期待に胸を膨らませのれんをくぐる

会社帰りのおっちゃんたちの集う
「うまいおでん屋」と聞いて
おそらくみなさんが想像するであろうスタイルのお店

コの字型に並んだカウンター席は
厨房をとり囲むように30席ほど
どの席に座っても、お客さんの顔がほぼ全員見渡せる
ほぼ100%2人連れ

午後7時にはすでに満席の店内は
”おでんつつきながら、どうですか1杯”
を楽しむ人々でにぎやかだ

早速、食する
大根・たまご・じゃがいもなどおでんの王道から
きくな・こいもなどちょっぴり変わりネタまでいろいろあった
酒類はビールや焼酎、日本酒など

私は練り物系がすきなので、ごぼ天なんかが気に入ったかな
初めはビール、飽きたら熱かん
うむむ、なかなかうまいですな

しかし、である

おでんにはやはり限界がある
いくら美味しいとはいえ、”おでん”は”おでん”であった
(もし、おでんの限界を超えたおでんを知っている人はぜひ一報を)

じゃぁ、なんで毎日行列ができるほど繁盛するんだろうか?
疑問に思い、店内をぐるりと見渡した

カウンターのあちこちで、なんだか幸せそうな笑顔
おでんを食べながら、お酒を飲みながら
日々の疲れやうっぷんが
体のありとあらゆるところから抜け出している風に見える

理由はこれだな、きっと

肩が触れ合う心地よい距離で、気軽に気取らず楽しむおでん

久々に会ったことも手伝ってか
友人との会話も弾んだ

期間限定だけど、フリーライターでがんばるという彼は
とってもいい顔をして笑っていた
きっと私も、うれしそうに笑っていたんだろうな

店を出て、”またね”と手を振った後
もう一度、食べに来てもいいかもねーって思ったよ


momokura |MAIL

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