部長motoいっぺい
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2005年01月18日(火) |
ポーセリンを使った歯科治療 |
海外駐在員の医療保険制度については、個々の会社で大きく異なっており、どれが標準ということはない。ただ大別すれば、現地の保険に加入するか、日本の保険会社の海外旅行傷害保険(駐在であっても「旅行」保険)を適用するかという選択になると思う。
ウチの会社は、後者、すなわち海外旅行傷害保険(歯科特約つき)を適用している。歯科治療をした場合には、保険給付金額などに上限はあるものの、2割の自己負担となる。日本で保険歯科治療をした場合、3割負担であることを考えると恵まれているように見えるが、アメリカでの歯科治療費用は日本に比べて高額なので、あまり「恵まれている」とは感じない。
日米で大きく異なるのが、治療に用いられる材料。日本では保険対象外となるポーセリンなる材料が、アメリカの歯科治療ではスタンダードであり、これが非常に高額である。
先日、嫁の歯科治療にて、このポーセリンという材料を使ったのだが、1本の材料費だけでなんと950ドル(ほぼ10万円!)だった。このペースで治療を続けたら、自己負担金額が大きくなることもあるが、保険給付上限金額に簡単に達してしまう。
ちょっと意外だったのは、このポーセリンを使った歯科治療を、ケチ倹約家の嫁がとても喜んでいたことだ。というのは、ポーセリンを使うと、金歯や銀歯と違って、口の中でも目立たないからだ。どうやら、笑ったときに銀歯が見えるのが、昔からコンプレックスだったらしい。
結婚して10年以上たつが、そんなことを気にしているなんて、最近まで知らなかった。
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