部長motoいっぺい
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2004年08月23日(月) ゴメン!と言わないアメリカ人

2週間前のこと。東京の広報からの依頼に基づき、取引先のJSに、とある製品のデジタル写真を送るよう依頼をした。依頼を写真は、4週間前のイベントの時に撮影したものだ。JSいわく、「まだ担当の部署がCD−ROMにしていないらしいので、CD−ROMになったら、すぐに必要なところに送る」とのことだった。僕は、「CD−ROMができたら、ウチの駐在室にも送ってね」と依頼し、彼からは「Will Do」との返事をもらっていた。

先週末になって、まだCD−ROMが届かなかったので、状況を確認するメールを出したところ、その直後に、「駐在3号さんから、デジタル写真のリクエストが来ているので対応して欲しい」などという、とぼけたメールが、先方の写真担当部署に送られていた。

この段階では、「あ〜あ、僕のリクエストに対するアクションを起こしてなかったんだなあ」とだけ思っていたのだが、その先があった。

どうやら、先方の写真担当は、数週間前に東京とNYの広報にデジタル写真を収めたCD−ROMを送付済みであったらしく、JSは逆に、「何でもう一回送らなければならないんだ」と問い返されたらしい。

そこでJSが取った行動はなんと、

・既に東京の広報には送付済みであること
・あなたの会社の広報は宣伝用の写真を管理したいだろうから、あなたには渡せないだろう


などと言う、極めて寝ぼけたメールを僕に送ることだった。さすがに僕も頭に来たので、Eメールでちまちまと、

あなたのレスポンスには失望した。なぜなら、
・今更そんな理屈をこねて写真を渡さないのならば、最初にリクエストを受けた時点で僕にそう伝えるべきだ
・僕は、ウチの駐在室にも写真を送るようにリクエストしたのに、その要求に応えず、勝手な判断をしている


という抗議のメールを送った。
すると、今日の昼になってJSから電話がかかってきて、

そもそもの最初のリクエスト元は東京の広報だと聞いており、そのリクエストには既に答えたので良いと思った

などと、言い訳にもならない説明を早口で始めた。アメリカ人のインテリが第二外国語をしゃべる人間に早口で説明を始めるときは、多くの場合、何かをごまかしてしまいたいときだと相場が決まっている。

僕は、ここで負けてはなるまいと必死に防戦し、最終的には「I apologize(ごめんなさい)」という言葉を勝ち取った。
(でもきっと自分の周りの人間には、自分の正当性を主張するんだろうと思う)


最初っから、ゴメンなさいって言えっちゅーの。


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