部長motoいっぺい
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2004年02月24日(火) 同性間の結婚について

日本でどの程度大きなニュースになっているか分からないが、ここのところアメリカでは、サンフランシスコ市が同性愛者の結婚を認めたとのニュースでもちきりである。サンフランシスコ市には、結婚証明書の発行を求める同性愛者が殺到しているらしい。

結婚証明書の発行は国や州ではなく、市の単位で発行するため、そこの市長が証明書を発行すると言えば、発行することができるらしい。

サンフランシスコ市長いわく、時代を先取りしているだけだとし、「20年後には、『なんで20年前には、あんなに大きなニュースになったんだろう』と言われるようになる」と言っているらしいが、実際のところどうなのだろう。

確かに「性別を問わず、愛するものどうしに結婚する自由がある」と言えなくも無いのだろうが、制度には必ず何らかの枠組みがあるものだ。例えば、同姓どうしの結婚が許されるのであれば、一夫多妻制や、極端な話、ペットとの結婚なども許されるべき、とするグループが出てきても不思議ではない。

そういった意味において、倫理的にどうとか、権利的にどうとか言う前に、子孫を残さねば絶滅するという生物として、結婚という制度に、「異性間に限る」という枠組みを付与するというのは、ごく自然なことに思えるのだが。

同性愛者は、単にその枠組みから外れるというだけで、そのこと自体は「差別」という言葉で表されるべきことではないと思う。

ただし、夫婦にのみ付与される税金の控除や、その他財産などに関する制度については、もしかしたら改善の余地があるのかもしれないが。


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