部長motoいっぺい
DiaryINDEX|past|will
本日の飛行機で、両親は無事帰国。 日記を書いているちょうど今頃、成田に到着しているはずだ。
1週間にもわたる両親の訪問を支えてくれた嫁に本当に感謝。
ところで、以前の日記にも書いたが、僕のオヤジの余命について、家族は医師から宣告を受けている。(もしかしたら、本人もうすうす気づいているのかも知れない) その話を聞いたときは、僕も本当に動揺していたのだが、宣告から一年を過ぎた今となっては、余命が限られているという事実が、ある意味日常の中に溶け込んでいる。
平たく言えば、人間そう長いことショックを感じ続けては生きられないということなのだろう。肉親を亡くした人が、その事実を数年かかって受け入れるのと同様、僕にとってはオヤジの余命が限られているということを、一年かかって受け入れることができたのだろう。
余命が残り少ないということ自体は、もちろん悲しい事実なのだが、ある意味「親孝行する猶予期間をもらった」ということについては、もしかしたら余命宣告の「良い面」なのかもしれない。
順番どおりならば、自分の親は自分よりも早く死ぬ。その単純なことに、なかなか気がつかない。それを気づかせてくれ、親孝行をする時間をもらったと思えば、少しは暗い気持ちも晴れるような気がする。
|