+ BLUE Diary +
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昼間ドアのチャイムが鳴ってもほぼ出ません。 完全無視。 月1の通販の宅配は2〜3日前にメールが来るからなんとなくわかるし(しかも自動車の音がするからね)、それ以外のことに出てもろくなことがない。 一人暮らしの癖にドアホン付きなんだから、ドアホンにくらいでたっていいだろう、って話なんだけどそれもめんどくせーよ。(言葉遣い悪すぎ) 今日は何度も鳴って、もしかしたら何か用事がある人だったのかも、とか思ったんだけどやっぱり出なかった。 引きこもりと呼んで下さい。 ……もしかしたら新聞の集金の人だったかも、だったらごめんね品のいいおばさん…(出たところで所持金が1000円以下じゃどうにもならんしなぁ)。
一人暮らしで面倒なのはやはりこの「ピンポーン♪」に他ならない。 うちはドアホンが付いている優良物件なので大分ましだけど。なんか怯えるんですよね、アレが鳴ると。心拍数が上がる。……本当に引きこもりなんじゃないだろうか(爆)
今日は晴れていたので先日両親が来たときに使った布団まで総動員で干しました(両親が泊まった2泊は鬼のように暑かったくせにその後ずっと雨雨雨で汗だく布団が干せなかったんですな)。非常に満足。やっぱり私は主婦に向いているのかもしれないとか思ったり思わなかったりね。 今日本当は予定が入る予定だったんですが(笑)、入らなくてよかったかも、布団が干せて嬉しい(こういう単純なことが一番本当に嬉しい、こういう喜びだけで生きていけたらいいのに)。
もうめんどうなことはごめんだよ
さてさて、今日あたり書いておかないと本当にハノンさんの誕生日月が終わってしまうので(よかったよ日にちをきっちり書いておかなくて…)、今日こそ書きたいと思います。ていうか今日を逃すとあとがない気がしてきた。
「新さん、誕生日プレゼントを買いに」
幼なじみの遊佐新が子供の頃からの婚約者と婚約を破棄して18歳の女の子と婚約したと聞いたのは先月の話。 結婚式は6月の終わりにするらしい。つまり今月末には彼は新郎となるわけである。 式は系列会社のホテルで大々的に、ではなく。 家の近くの協会でひっそり行い、会社の人には報告だけをするそうだ。 俺はその話を聞いたとき、嬉しさのあまり新の頭をなでるだけでは飽き足らずおもわず抱き締めるというアメリカンな表現まで持ち出してしまった。
彼は子供の頃から人一倍頭がよくて物分りがよくて。 初めて会ったときは、血が通っているだけの人形だと思った。 でも一緒にいるうちにそうではないのだと気付いた。
とにかく、彼は何かに壮絶に餓えていた。 でも餓えている自分に気付いてやろうともしなかった。 いつだったか、「まわりのひとの言うとおりに動くのが自分の存在意義だ」みたいなことを真顔で言い出したときには、おもわず本気で殴ってしまい、オヤジが首になる!とか大騒ぎになったこともあったが。 それでもちょっと俺に心を開くようになったくらいであいかわらず餓えっぱなしだった新が、突然。 嬉しそうな顔をして「結婚することになったんだ」と言い始めたのである。 抱き締めるなんかじゃ物足りないくらいだ。 心底嬉しい、という顔をした彼を、出会ってから十数年経ってはじめて目にしたのだから。
「ごめん和史、待った?」 「いや、ちょうど出張から帰ってきたところだったから」 「ごめん忙しいのに」 「お前が言うなよ」 「や、僕は単なる飾りみたいなもんだし」 「こら。そういう言い方やめろっていつも言ってるだろ、また殴られたい?」 「いや、痛いのは勘弁!」 そうやって笑う顔がすでに恐ろしいほど満たされてしまっているのに気付いているんだろうか。気付いてないんだろうけど。 とにかくすごいのは出会ってひと月かそこらで新をここまで満たした18歳の柊ハノンとかいうコムスメだ。一体どんな魔法を使ったんだか。 「で、何付き合って欲しいことって」 「うん、あの実は今月って彼女の誕生日なんだよ」 「彼女って」 「ハノン」 わかってるくせに、と照れる。 最近新鮮な表情が多すぎて戸惑っていいのか喜んでいいのか。 「で?」 「誕生日プレゼントをあげたいと思うんだけど、どんなものがいいのか見当もつかなくて」 「なんでもいいだろ、お前センスいいんだし」 「どうせだし喜んでもらいたいんだ、たくさん」 「たくさん」 「そう。和史女の子にもてるから、色々ご指南いただこうかと思ったんだけど」 忙しいなら、ひとりで頑張ると言外に匂わせ上目遣いでこちらを見上げる姿は、どう見ても大会社の社長の息子には見えなかった。ただの初恋中の中学生みたいだ。 「まったく、どんな魔法使いなんだか」 「え?」 「お前の新しい婚約者。一度お会いしたいもんだね」 「えー。和史もてるからなーやだなー」 だからそれがただの中学生なんだって。と思ってぷっと吹き出したら、なんだよー、とかいいながら新も吹き出して、二人してしばらく笑った。
「で、どんなものがいいとかなんとなく決めてたりするの?」 「うーん、元気になるもの!」 「お前それ、漠然としすぎ」 「うん、なんかねぇ、ここんところ雨続きだからか元気なくて」 「マリッジブルーとかじゃなくて?」 「なにそれ」 「結婚前によく陥る症状らしいけど」 「嘘! それだったらどうしよう、まさかハノンに限ってとは思うけど」 「お前よっぽど惚れたな」 「うん、実は一目惚れ」 車を運転しながら事も無げに言ってのけられた言葉が一瞬理解できずに凍りつく。 「ひと、一目惚れ!?」 だって確か彼女から結婚しようと言い出したっていう噂じゃないか。 「なんかね。よくわかんないんだけど、おんなじだ、って」 「何が」 「わかんないけどとにかく思ったんだって」 ウインドガラスにぽつぽつ雨粒が落ちはじめる。 道行く人がいっせいに傘を広げる。 「あ!」 と、新が突然こっちを向いた。 「傘なんてどうかな! 誕生日」 嬉しそうな顔。その顔だけで充分なんじゃないか多分、と意味もなく思ったが。 「いいんじゃないの?」 と答えてやった。
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「おや、若奥様。こんなところでどうされました?」 出張帰りで会社に戻ると、玄関前で見覚えのある傘がくるくる回っていた。 「その呼び方やめてって、いつも言ってるじゃないですか」 振り向いて文句を言う顔は初めて会ったときと大して変わらない。女は二十歳を過ぎると変わると聞くが。 「新でも待ってんの?」 「そう。誕生日ディナーしようよって誘われたから」 くるり。 持っている傘をまたまわして、ちょっとだけ嬉しそうに言う。 そこへ、走ってくる男がひとり。 「ごめんハノン、お待たせ」 「お帰り新さん」 「ただいまー」 会社の玄関先で何がお帰りただいまだ、と思ったけど、二人の顔を見ていたらなんとなく納得してしまったりして。まったくとんでもない夫婦だ。 「あ、和史、出張帰り?」 「そ。俺もお帰り言ってくれるかわいい奥さんが欲しいよ」 「え、和史結婚興味ないって言ってたじゃん」 それ、いつの話だよ。 お前が結婚する前の話だろうが。 「お前がそちらの魔法使いさんと結婚してなかったら今も興味なかったと思うけど?」 「誰が魔法使いなんですか!」 「さぁ、誰でしょうねえ。じゃ、俺まだ仕事残ってるから」 「ああ、ごめん忙しいのに。ほらハノン、行くよ」 あの時新が3時間以上もかかって選んだ傘に二人で入って歩いていく後姿を見送って大きく伸びをする。
あー、俺の魔法使いも早く現れねーかなー。
……はい。 と言うことでお送りしました、「新さん、誕生日プレゼントを買いに」。 初めてタイトルに「ハノンさん」が入ってなかったわけですが。どうですかー。 今回は過去と現在が混じったちょっと高度なつくりになってしまいました(高度?)。 前島視点ですー。早速アンケートに答えてくださった某管理人さーん!いかがですかー?(笑) ちなみに傘は内側に空の絵が描かれてます。そーいう傘です。単に私が欲しいだけ。 結婚当時あたりの話を書いたのは久し振りで、この人たち何歳!?と、かなりテンパってしまいましたが(いくら前島君ができる人でも入社当時からバリバリのエリートというのもどうかと!)まぁうまくぼかしたつもり。 ちなみに前島って言うのは高校生のときの同級生の人の苗字です。それはそれはいい男でした前島君…。(同じバンドの中に2人の前島君がいて、(K君とA君)私はK君のファン←言い切ってるしだった) 「男気」があったね彼には。 だからってこっちの前島には特に関係ないんですが(笑)。 ええ念のため言っておきますが「恋」とは何の関係もありません(爆)。 わたしねー。 普通にファンで終了しちゃうんですよー。友人知人に聞けばわかると思いますけど(聞けないよ!)。
明日は久し振りにバイトがロングです。 働けるか心配。 まず8時に起きられるかどうかが心配。(最近目覚ましに気付けない←末期)
だいじなことなんて じぶんでみつけるよ
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