+ BLUE Diary +
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テンションがつかめてきて、私ってまさよしさんのことを考えるときこんなにテンションが高かったのかと自分自身でかなり驚き。 すっごい、ハイテンション。 これを2年もやってなかったんだから不完全燃焼でグズグズになっていたのにも頷ける。 未完成、感想は、なんかまさよしさん、若返ったなぁー。 31歳の旨味は出ているのに、軽くなったなぁー。 という感じ。 まさよしさんって、やっぱりひとりの方がいいのかなと漠然と思った。 「ひとり」であることに淋しさを覚えるくせに、「ひとり」感が漂ってないと生きていけない感じがする。山崎まさよしというひとは。 …まぁ本当のところはどうか知らないんですけど。
「ハノンさんとゆりりん」
「こんにちはー」 「ああ、ゆりりん、遅い」 「まぁ、ご挨拶ねっ。自分から招待したくせに」 「ああそうだった、まあ上がって上がって」 今日は先日お世話になったゆりりんをお茶にご招待した。 で、ご招待したらゆりりんは、「じゃあついでにチーズケーキの作り方を教えてよ」と言った。 そんなわけで今日は遊佐ハノンお菓子教室だ。 ゆりりんは子供の頃から不器用さんで、特に料理が苦手だった。 食事は人並みに作れるけれど、ケーキ類はからっきし。 まぁ、そんなに作る機会もなかったのだけれども。 「で、どんなチーズケーキ?」 「焼いたやつ」 「焼いたやつか。しかし何故突然? 恋人でもお出来になったか」 「う、うるさいよ!」 そのうろたえぶりは、もしや、まさか本当に? 「ええ! 嘘どこのどいつだ! あたしのかわいいゆりりんに!」 「ハノ何言ってんの、何があたしのカワイイだよ自分はあっさり結婚したくせに」 う、それを言われると弱いんだなもし。 でもしょうがないじゃん、ちょっとした運命の出会いだったんだよう。 これを逃したらあたし絶対結婚しなかったもん断言してもいいけど。 「…でも要はいるわけなんじゃね」 「だからいいでしょそんなことは!」 ゆりりん、顔赤いですよ。 かわいすぎますよ。 ああちくしょうどこのどいつだ!
「ああ違う違うよ」 「ええなんでバターでしょ? 入れるんでしょ??」 「バターだよ入れるんだよでも間違ってるから!」 「なにがどこがー?」 グラハムクラッカーを砕くのは子供でもできる仕事だが。 その先でもうすでにゆりりんは躓いている。 「バターは溶かすの、溶かしバター」 「とかすの、どやって?」 「火にかけたらいいでしょ、焦がしちゃダメだよ」 バターと格闘する姿はとても私と同い年には見えない。 しかしゆりりんはさぁ。 黙ってたら相当美人だしさぁ。 身長だってあたしよりかなり大きいしさぁ。 なにより、ものすごーーく、いいひとなわけでさぁ。 今まで彼氏のひとりもできなかったほうがおかしいって話なんだよな。 まぁ色々あるから一概に言えないけど。 「…どんな人?」 「ああー! 焦げた! ちょっとハノー!」 「ああごめん考え事してたよゆりりんやっぱり焦がしたよ焦がしちゃダメって言ったじゃん!」 「考え事してるハノが悪いんだよ」 「そういうこと言ってるともう教えたらんよ!」 「うわあごめんなさいー」 とにかく今はチーズケーキに集中しよう、バターやチーズがかわいそうだわ。
「できたー!」 「なんでチーズケーキ一台に3時間もかかるの?」 「初めてじゃんしょうがないじゃん、ゆりはよく頑張ったよ」 「自分で言うなよ」 やっとチーズケーキが出来上がった頃には、もうお茶の時間はとっくに過ぎてしまっていた。 ゆりりんの不器用さを見越して早めに時間を設定しておいたのに。 「とにかくハノ食べてみてよ、ゆり初のチーズケーキだよ」 「…彼氏より先に頂いてしまっていいものか?」 「ハノ、しつこいよ」 「だって知りたいんだもん! どんな人?」 しつこくしつこくいいつのたら、やっとのことでゆりりんは教えてくれました。 「なんか気付いたら。いいひとですよ」 言った顔がとても優しげだったので、安心、した。 「そうですか。それは、よかった」 「な、何ハノン、お母さんじゃあるまいしー!」 だってゆりりんとはずっと一緒だったんだもん。
ゆりりんに彼氏ができたと知った日に食べたチーズケーキ。 なんかありきたりな表現だけど、切ない味だった。 って、正直に言ったら、 「あたしもハノが結婚したときはそんな気持ちだったさ」 ってゆりりんは笑った。
そんなゆりりんが、私はとても好きです。
はなわがCDを出したことに驚き。 最近驚いてばっかり。 佐賀県は面白い歌です。 神奈川も面白い歌です。 でも神奈川県は入ってないらしい、佐賀県だけらしい。ばんばんばばばばばーん。 さてそれではごきげんよう。
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