「Home」「Going」に続くベストアルバムです。
今回はアルバム曲のみなので裏ベスト的なものもありますが、「根」「音」の2枚とも選曲は割と良かったのではないかと思います。
でもって今、音の方を聴いています。その中で感じたことをちょろっと。
「アゲイン」
ほとんど知らなかったんだけど、オープニングのメロディ以外は「2」とは全然違うからびっくりした。コードも何となく違うような。こっちの方がマイナー調?
「旅立ちのナンバー」
何故この曲をシングルにしなかったのかが不思議。「カナブン」とカップリングにしたら岩沢さんのベストシングルになりそうなのに。
「君は東京」
音の中では王道のフォークっぽいかな。歌詞の結末には驚き。歌詞が気がつくと心に残ってしまいます。
「ダスキング」
ちょっと気合いを入れたい時のカンフル剤。サビで一気にテンションup。韻の踏み方がいいですなぁ……
「リアル」
歌詞が今とこれからのゆずを示しているよう。
年を重ねると自分の存在をどういう形で残していけるのか。その想いがぐっと強くなるんですよね。遠いようで実は近い未来へ向けた彼らの意志を感じます。「カッコ悪い」言葉ををそのまま歌詞にぶつけるあたりがすごい。
……改めて聴いてみると、その当時当時のアルバムでギター以外の音源を色々試してたのかな、という印象を受けます。それがいいか悪いかは別としてですけど。
さて、音を十分に堪能したので、今度は根っこの方でも聴いてみましょうか。
「てっぺん」
全てのはじまりの曲、だから一番目?
「ゆずの素」同様、北川さんのMCから始まっています。最初はそのまま入れたのかな、と思いましたが「アルバムメニュー〜」な台詞と声の響きからして、録り直ししたのかな?
「シュビドゥバー」
ライブツアーでも最後をしめくくる名曲。自分や他の誰かが昔と変わってしまった後で聞くと、泣けてきます。昔を懐かしむには最高の同窓会ソング。「嗚呼、青春の日々」と一緒にどうぞ。
「心の音」「境界線」
ゆずを知るため「ゆず一家」を聞いていて、これいいなと思った2曲。思えば、岩沢さんびいきになったきっかけの一つかな?歌詞がぐっとくるんです。音がせつなくて、壮大なのです。
「悲しみの傘」
昔、この曲をカラオケで歌うのにハモリパートを必死に練習していたような……これはすっぴんどころか、アカペラで歌っても素敵。北川さんの感情込めた歌い出しは「からっぽ」に通ずるところがあります。
……根っこは昔からの的な感じですね。もしかしたらこっちの方がいい!と思う方は意外と多いのかもしれません。
欲を言うのなら、根っこに「今」を入れてほしかった。あれも隠れた名曲なのに……シングル「少年」に収録されています。岩沢さんの裏声が素敵なの。
さぁ、アルバムを堪能したあとは「ゆずのね」ライブだっ。
当日が楽しみです。