今年もやってきました。ローランドサウンドスパーク2008です。２月９日に行ってきました。

去年の目玉新製品は「V-Synth GT」でした。確かにＧＵＩもカラーで新しいことは新しいけれど、シンセの中でも音色を作りこむシンセなわけでわりとマニピュレーター向けの製品だったために僕らが扱えるようなものとしてはなかったために今ひとつそれ以上の踏み込みはできませんでした。

で、今回の新製品は「Fantom-G」であります。これはすごいです。シンセの中でＤＡＷ（デジタルオーディオワークステーション）が扱えます。波形がくっきり見えてオーディオ録音も簡単。しかもマウスも使えるし。
パッドの心地よさは健在ですし、スライダーが新たに８つもあるのがいいですね。ちゃんとしたワークステーション型シンセはやっぱりこのぐらいないと今はついてこれないでしょう。


西脇辰弥さんがデモでやっていたのがＭＩＤＩとオーディオのレコーディングパフォーマンス。西脇辰弥さんはハープ奏者でもあるのでハープをレコーディングしましたが、あっという間に完成。しかもテンポもＭＩＤＩのようにすぐに変更できる。さすがいまどきのシンセです。とはいえ僕の持っている低価格のシンセのＪＵＮＯ−Ｇでもオーディオ録音もテンポ調整も簡単にできるんですが。。


あと、「Fantom-G」特徴として「音を鳴らした状態で音色を変更したときに音が止まらない」ということ。西脇さん曰く「これが今後のシンセの常識となるのでは」という。
これはなかなか斬新です。つなぎが切れることは音楽として致命的ではあるものの、コンピューターってなんでも初期化をした後に読み込んでいくという常識があるのです。シンセの常識に革命が起こった感じ。