Parking Lot - 2021年04月20日(火) 友だちに誘われて公園に行ったものの、知らない子がいるのを目の当たりにして遊びの輪に加わることが出来なかった、と言う息子の話を聞いて、ああ情けないと思った束の間、誰よりもそのような人生を歩んできたのは自分ではないかと気付く。 想定外のシチュエーション、自分のことを知らない人間の視線、徐々に積み上がる居心地の悪さ、沈黙、そう言った場面に出くわす度に心が委縮していったのではないか。 自分から殻を破って誰かの胸元に飛び込むような経験なんて、もうほとんど記憶に残っていない。 事故のように出会ってしまった瞬間に、苦虫を噛み潰すようにただ耐えた記憶だけが残っている。 何と声を掛けるのが正しいのだろう。 壁の先に未来があると諭すのか、それとも、それでいいと背中をさするのか。 -
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