笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

A Different Age - 2021年03月24日(水)

二度目の緊急事態宣言が終わり、桜の満開がもうすぐそこに迫った早春。

年末から年始にかけて、ここ数年では最も慌ただしい日々を過ごしていたが、それが去った今、すっかり気が抜けてしまい、仕事に対するモチベーションが著しく下がっていることを感じる。
緊急事態宣言下で、2週間に1度しか出社しない生活が続いていたことも、それに輪をかけていたと思う。
本棚に並んだ背表紙を眺めて、ただぼんやりとしてしまう。

私の仕事もコロナの影響を受け、業績には少なからずダメージがあるものの、この春のボーナスも昨年とほぼ同水準の支給となり、大した仕事もしていない中、何と恵まれた境遇にいるのだろうと思う。
明らかに、自分の実力とはかけ離れた世界に生きており、いつの日か粛清が下る日が訪れるのではないかと慄いている。

何が適正なのだろうか。
泥水を啜るような、芋虫スタイルでの前進しか成し遂げたことがない無残な自分を照らす光とは何であろうか。


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