Zoo Eyes - 2019年10月11日(金) 気づけば、東京に帰ってきてもうすぐ4年。 2年刻みで迎える賃貸の更新と、長子の小学校進学を控え、引越を画策したりする。 あれから4年なんて言うと、サッドパンクの世界では何も成長していない惨めな僕、みたいな世界観しか描けないけれど、いざ自分のこの4年間を振り返ってみると、一概にそうも言えない。 ぬくぬくと新卒から9年間も過ごした会社を飛び出し、同業種とは言え何十倍も大きい今の会社に転職してからの4年間はそれなりに重かった。 前職のように泥水をすするような働き方をする機会は減ったとは言え、自分よりもはるかに高スペックな人間ばかりがいる職場に入ると、自分の頭の悪さ、思慮の浅さ、無力さ、そう言ったものに否が応でも向き合わざるをえなく、それはそれは堪えたものだった。 そう言う4年間をすごしてきて、じゃあただ打ちひしがれていただけかと言うと、さすがに時間の経過とともに芽生えを感じる機会も増えてくるわけで、たしかに4年前とは違う自分がいることを実感できていたりする。 もちろん失ったものもあるんだろうけど、それが何なのかわからないぐらいなんだから、別にそれでいいんじゃないだろうか、と今は思う。 -
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