Weird Ways - 2019年08月10日(土) 家人のいない週末。 何をするか散々悩んだ結果、少しだけ遠出をすることとする。 横須賀線、上野東京ライン、常磐線を乗り継ぎやってきたのは千葉の我孫子。 この駅構内にある駅そばが美味いと聞き、ずっと機会を窺っていた。 ここの名物は巨大な唐揚げが鎮座するその名も唐揚げそば。 正直なところ、そばの味自体は平々凡々な出来であったが、名物の唐揚げはなかなかの美味さだった。 そばを食べ終わって、次は平井を目指す。 平井と言えば江戸川競艇への無料送迎バスが出ている駅。 これは東京に帰ってきてから見つけた暇つぶしだが、首都圏に点在する公営ギャンブル場を制覇するのが密かな目標だったりする。 別に賭け事自体に興味があるわけではなく、最寄り駅から出るバスの中の雰囲気だったり、場内の飾らない飲食店のグルメだったり、そう言ったものを感じるのがいい気分転換になったりする。 平井に着いて、近くのコンビニでアルコールとつまみを購入し、送迎バス乗り場に向かう。 が、レースも終盤に差し掛かっている時間からか誰も並んでいない。 嫌な予感がしたが、案の定、時刻表を見ると次の出発は20分後だった。 ああ、本当ならこのキンキンに冷えたビールと、何か揚げ物でも買って楽しもうと思っていたのに。 急に気持ちが萎えてしまい、方針を変えることとする。 最近、西村賢太の私小説を読み始めてハマってしまい、それ以来各地のブックオフに赴いては100円コーナーを漁るのを楽しみにしている。 自分の生活圏の店舗はもう制覇しているから、今日みたいな日に新たな店を開拓するのがよい。 そう思って、大型店舗がある新宿に向かうことにする。 東京に帰ってきて、最初に魅力を感じたのは渋谷だった。 神南、神山、そして今は亡き桜丘あたりの、中心地の喧騒から少しだけ離れた物寂しい雰囲気が自分にはちょうどよかった。 ただ、そんなブームも一巡して、ここ最近は新宿寄りになってきている。 何より専門店が多いのがよい。 魚関連を中心に、家電、アウトドアグッズなど。 そして、それらを回りながら、合間でしっかり酒が飲めるのがよい。 新宿駅に到着して、西口のブックオフを攻める。 希望通り西村賢太の小説と冬目景の漫画をいくつか買う。 さあここで一休み、駅ビルに戻ってグルっと回りベルクに入る。 この店にはエーデルピルスと言う、この店でしか見たことのないビールを売っているのだが、いつ来てもびっくりするぐらい美味い。 北海道で飲むサッポロクラシック、沖縄で飲むオリオンビールのような、きっとこの店でしか味わえないような美味さがある。 一杯で店を出て東口のブックオフに向かうが、特にめぼしいものが無く、そのまま新宿三丁目へ向かい、帰路につく。 -
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