笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

despairな俺の毎日を笑えって - 2009年08月03日(月)

こういう週末もあるものか。


金曜、早めに仕事を切り上げ、10時からスタジオ。
ここのとこレコーディングに向けての練習だったので、久しぶりに普通の練習をする。
新しい曲の雰囲気を探り探り。


土曜、8時半起床。
今年もはや何回目かわからないツアーで、一路鳥栖を目指す。
出発直後、怒涛のような雨。
そういや、前回九州に行った時も雨だった。


道は少々の渋滞もあったが、あとは快適なドライブ。
雨も途中で上がった。
途中、吉備、宮島あたりのSAでゆっくり休む。


鳥栖に着いたのは午後8時半。
京都を出てから9時間半後のこと。
街は想像通り閑散としている。
今までに行った地方都市でも感じたが、街の雰囲気はその街の音楽に少なからず影響を与えていることを痛感。


しばらくして鳥栖の若大将slalの内田くんが迎えに来てくれ、今夜の寝床である内田くん家の旅館に荷物を置きに行く。
バックパッカーが泊まっていきそうな、いい感じ。
その後、翌日はライブ後すぐ帰らなければいけないため、前打ち上げってことで今回呼んでくれたjim abbottのみんなやslalの残りのメンバーと一緒に飲む。
長時間のドライブで体はだいぶ疲れていたが、やはりこうやってみんなと話すのは楽しい。


宴は日付を越えたあたりで終了。
明日の再会を約束して、旅館に戻る。
風呂にも入らず爆睡。


日曜、朝7時半。
いつものくせで目が覚める。
みなはもちろん起きない。


10時、みんながやっと起き、観光にでかける。
と言っても、鳥栖には大した観光地などなく、結果、近くのアウトレットとダムに行く。
アウトレットに行くのはいつぶりだろう。
いろいろ目移りしてしまい、結果2割引になっていたクッションを買う。
ダムでは広大な自然で森林浴。
澄みきった清水で、髪を洗う。


観光後、市内に戻り、今日のハコでリハ。
広さはeastぐらいかな。
普通にやりやすい。


リハ後、うまいと教えてもらった鳥栖駅内のうどん屋に行き、ごぼ天うどんを食べる。
味は旨かったが、麺が柔らかすぎるのが残念だった。


バタバタしているうちにライブは17時からスタート。
地元のバンドを堪能する。
先月京都に呼んだslalもslyding manもナイスなライブだった。


で、トリが僕ら。
が、ここ最近というか、随分前からこのライブ前の時間がしんどい。
前ノリだったくせに疲れきった体、自分たちへの期待に対するプレッシャー、ライブを終えて帰った明日は仕事、とかとにかくいろんなことに押し潰されそうになる。
望んで、幸せな気分でこんな遠いところまで来たというのに、なんたる体たらく。
楽屋のソファーで横になりながら、ずっとそんなことを考える。


で、その結果、ライブ自体もあまりよくなかった。
ここ1年ぐらいでもワーストな感じ。
せっかく呼んでくれて、しかもトリにまでセットしてくれたjim abbottのメンバーには申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


悪いことは続く。
落ち込むだけ落ち込んだまま、時間が押していることもあって急いで車を取りに行った結果、信号待ちの交差点で前の車と接触。
鈍い破裂音とともに、バンパーが大いに破損する。
絶望。


不幸だか幸いだか、接触した車は今日の出演者の車で、怖い思いをすることはなかったが、警察、レンタカー屋に連絡し、ただでさえ時間がないのに、さらに時間がかかる。
あー俺はこんな遠いところまで来て何をやっているんだろう?ともう死にたくなる。


ハコの前でみなとお別れをした後、車内でバカな話で盛り上がっているみなを横目に、疲労感と絶望感でどうしようもないまま時間をすごす。
で、結局京都に帰ってきたのが朝の6時半。
シャワーを浴び、シャツを着て、息つく間なく家を出る。


史上最高にしんどい中、時折かかってくる保険会社の電話応対をしつつ(保険会社で働いてるのに保険会社から電話がかかってくるってのは最高にシュール)、なんとか耐える。


まぁ、もうdespairな俺の毎日を笑えって気分。


が、今年はあと2回ぐらいツアーがある感じなので、やられたもんはやり返す所存。


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