10歳の息子が塾へ通っている。 私の子供時代と違って、彼は勉強が苦痛 ではないらしい。
塾の無い日は、予習復習を夜10時過ぎ までやっている。
文武両道ということで、テニスも習っている。 こちらも半端ではない。 コートでの練習前に1時間くらい走りこみ をして、ようやくラケットを握り、コーチの球出しボールを 何百球と打つ。
勉強もテニスも、なぜやるのだろうか?
そもそも親である私は、何故働いているのだろうか。 いまでは、自己実現とか社会への奉仕とかの理想は 彼方に消え、生活のために、なんの達成感もなく 働いている。
そういう親が子に向かって、勉強とは、スポーツとは 説くことは可能だろうか。
努力は裏切らない、とか 可能性は無限だとか、塾では何と言っている のだろうか? 競争で勝たないとだめだ、とか。
いまの自分に言えるのは、 一生懸命やったなら、勝利が手に入るかは 保証されないが、何かが残る。
その何かは、はっきりやってみないとわからない。 だから、本当に嫌いなものはやらないほうがいい。 こんなところかな。
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