アマゾンから、発注して1カ月以上も経って、 「添うこころ」(木田恵子著)がおくられてきた。
今日は、原宿まで髪の毛を切りにいったのだが、 その行き帰りの電車の中で読んだが これほど好感を持った本も久しぶりである。
なによりも、著者の謙虚さが自然で 論理は説得力がある。
先生は精神分析学者なのだが、 学歴もなく、逆に商売気もなく 一人の患者に多くの時間を費やしてきた 実例を丁寧に書かれている。
実は、私の大叔父の「古澤平作氏」の 愛弟子でいらっしゃり、いまは84歳で 健在。来月に直接お会いすることになって ます。
「超自我」とか1歳児・2歳児における 性格に与える影響・さらには子供への接し方や 演繹すると人間関係の奥深さまで非常に平易に 書かれていて「目から鱗」といった感。
「人間、無くて七癖」「人間ろくでなし」 という起点から、そんな人間が好きな事で 職業を得て、衣食足り、その上楽しめれば 最高である、という願いがこもった文章には 暖かい血が通っているようだ。
それに比して、最近のビジネス書や ノウハウ本はどうだろう。
まず、読者の受けを狙い、印税を考え 金儲け(自分も好きだが)を最終目的にした 「経営ノウハウ」「営業ノウハウ」ばかりで 下品である。
以前にも書いたが、「士農工商」にある通り 元来「商い」たるもの最も卑しむべき ものが、いまや一流企業の経営者が奉られている 現状は、文化的・精神的には「退廃」の部類に 入ろう。
そういう自分は、不労所得と「ほどほど」の 勤労で、音楽や芸術や銀座の華に戯れているのだから まぁ「高等遊民」みたいなものだ。
「将来からの自由」、つまり今を犠牲にして 「資格」「昇進」「昇給」を目指すのは かなり古い生き方だな。
既に、暮らしに困らない人間は、 家庭や、地域や、文化や、宗教など 「内に向かった」方が良い。 名誉・地位・金銭、そんなものは幸せには 関係ない。「こころ」だけが幸せを感じられる。
常に内なるものに向かうものは 優れている・・・・ゲーテ
博学はまだ判断ではない ・・・・・ゲーテ
試練は年齢とともに高まる ・・・・・ゲーテ
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