かなしいうわさ
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2008年06月22日(日) |
イグザクトリー・ライク・ユー! |
なんとか休みを取れたので、イベントの打ち合わせなどしつつ新宿でCDを漁ってきました。
ものすごく久々にロスアプに行ったら、10年くらい前とまったく変わらぬエエ湯加減。 うれしいね。 最近はレコ屋行ってもなんだか「パッケージビジネスの終焉はいつ来るんだろう...」とか そーいう余計なことをついつい考えてしまってかなしくなったりするのだけど そういう気分と全く無縁に楽しく音楽を漁れた。 通販は使わずに、またお店に行こう。
いろんな店をまわって、 Sahib Shihabの再発、ローラーコースターズfeat.吾妻光良、 ウリチパン郡、電気クンビアのコンピ、enitokwaの未発表音源、 ダグ・カーンのヴォーカルアルバム、リトテンのDUB盤、 Freddie McGregorのボビーバビロンなどなど10枚くらい購入。 まだ全部は聴けてないけど、どれも良い感じ!
しかし、とくにサヒブシハブのこれは...
すごい。 美しい。なのに、時がグニェ...っとねじれる。 すごすぎる。
こっちは、特にすごすぎることはない。
Eddie Jefferson /The Main Man
やっと出た〜
っても、CD化待ってた人なんて10人くらいしか居ないかもしれないけど... エディ・ジェファーソンのなかでも、このアルバムだけはずーっと再発されなかったんだ。 「Jeannine」とか「Freedom Jazz Dance」はソウルジャズ系のコンピにたまに入っていたかも。
じつに気のいいアルバム。1977年リリース。 エディ・ジェファーソンは、楽器の旋律をヴォーカル(スキャットと即興の歌)でやってしまう 「ヴォーカリーズ」の第一人者として尊敬を集めていた、らしい。 そんな人なので、よっぽどいい声なのかと思うと、さにあらず。 そこいらのおっさんみたいな声。 凄みとかエグみとか渋みも、それほどでもなく。愛嬌と声量だけは、あるっちゃあるかも。 そんな普通のおっさんが、よっしゃー大好きなジャズにのせていっちょがんばんべー、って具合に ハッスルしちゃっている感じが、いいんだ。 文字通り曲に「乗って」いる。音楽の気持ちよさに声をゆだねている。 音楽とピタリと息が合ってしまえば、うまさヘタさなんて超えてしまう、こともある。エディのおっさんのように。
聴きながら、音楽に「乗る」ことについて考える。 日々の生活に「乗る」ことについても考える。
音をよーく聴いて タイミングをあわせて ストーンと音に埋もれて それでもズレちゃったらまぁおかまいなし うまくしでかすには鍛錬はとうぜん必要 だけど考える前よりどんどん進んで なにより心から楽しんで
名盤!じゃないかもしれない。でも、ずっと付き合っていきたいアルバム。 バックの演奏もノリノリで、ほんといいですよ。 バッチグー。 あ、クレジット見てたらLeon Thomasのプロデュースだって。 なるほど。納得。
ノリノリだぜ
レゲエDeeJayに通じるところあるよねえ。 録音物ではもうちょっと即興色薄く"歌を歌って"ます。
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