かなしいうわさ
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出張で東京来てます。 姪と一日遊んだ。いや、遊んでもらった。やつは本気ではしゃいでいないと「こいつははしゃいでいるフリをしていやがる、しらけちまうぜ」とすぐに見抜くので、全力で肩車して散歩したり本気でアンパンマンやスプーの似顔絵を描きまくったり一生懸命人に慣れない犬との仲を取り持ったりした。子供といると夢中ではしゃいでいても変な目で見られないから楽でいい。
久しぶりに渋谷のタワレコに行ったらウワこれもある!これすげえ!死ぬ!!と興奮して物凄い勢いでいろいろ買ってしまった。やっぱり品揃え凄いね。今まで見たことのないデカい黄色い袋にギッシリ詰めてもらい、手を痛めながら持って帰ってきたものの、実家にはCDを再生できる機器がパソコンしかなく、しょぼい音で聴くのが惜しい気がして、まだ一枚も聴いてない。
棒茄子はこうして消えていくのだね。
買ったCDをすべてここで紹介していた頃に、たくさん買いすぎると「聴き」が薄くなりますよ、もっと絞って買いなさい、という忠告をメールでいただいたことがある。大丈夫、作った人の気持ちを考えながら命削って死ぬ気で聴いているよ。中学生の頃に40分テープみちみちに詰まったクラッシュのファーストアルバムを、テープが擦り切れてしまうまで聴いたあの頃の気持ちを忘れないようにしながら、沢山聴いてきたからこそ理解できる事が多くなった耳と頭で頑張って聴いているよ。
ヤン富田 /フォーエバー・ヤン ― ミュージック・ミーム〈1〉
完読。めっちゃくちゃ楽しい本! 眼からウロコがポロッポロ落ちて気持ちがいいのなんの。インタビューやら他人の作文やらの寄せ集めなのだけど、ヤンさんの発言や考えや行動に一切ブレがないので統一感はある。ぶっとい背骨がピシッと通っている。また、ヤンさんの文章をそのまま本にするのではなく、インタビューという他者の眼でワンクッション挟むことによって、突飛な発言がとても飲み込みやすくなっている。これも計算ずくなんだろう。冒頭が「ビート禅」関連のディスクレビューでとてもとっつきにくいんだけど、これもやっぱり計算ずくなんだろうなぁ。買ってからずっと鞄に入りっぱなしで、もう3回くらい読んだけど読むたびにハッとする。久しぶりにボロボロになるまで読み込める本に出会えて嬉しい。
-------------------------------------------------------------------- ここには既に表紙がボロボロになっている本の写真が入る予定です --------------------------------------------------------------------
「嫌われ松子の一生」について感想を書こうと頑張ってみたものの駄目だった。まだ頭のなかでグツグツ煮えている。整理とつけるためにと買ってみた「嫌われ松子の一年」がこれまた面白い。素晴らしく面白い。
内容は当然映画と絡んでいるものの、映画とは全然違うベクトルで面白いので、映画についての感想も本についての感想も頭煮え煮えでまたも感想書けず。困った。と思っていたら「空中キャンプ」さんとこで「一生」についての素晴らしいテキストが。
サッカーやってる。トリニダード・トバゴの国家はスティールパン入りなんだねえ。
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